ポジティブな特徴(強み)
CJ・マッカラムの最大の資産は、34歳・キャリア13年目にしてなお第一線の得点役を担い切るシュートメイキングの引き出しと、それを支える圧倒的なボールセキュリティである。2025-26シーズンは76試合に出場して76試合すべてで先発し、MPG (平均出場時間) 29.8分という平均以上の水準(評価基準28.0〜33.9分)でフルシーズンを走り切った。ベテランガードにとって最も価値のある「毎晩同じ役割で立てる」という可用性そのものが、ローテーション設計上の安定材料になっている。
得点面では、USG% (使用率) 24.7%という平均以上の水準(22.0〜25.9%)でボールを預かりながら18.7得点を計上。特筆すべきはこの使用率下でのTOV% (ターンオーバー率) 8.1%で、これは評価基準でelite (7.0%未満) に該当する極めて優秀な数値である。実数でも1試合あたり1.8ターンオーバーに抑えられており、オンボールで攻撃を組み立てる選手としては異例のミスの少なさ。無理なポケットパスやライブボール・ターンオーバーを誘発する強引な突っ込み方を選ばず、選択肢が消えた瞬間にボールを逃がすか自らのプルアップに切り替える判断が徹底されており、トランジションで失点に直結するタイプの失策をほぼ生まない。
シュート能力そのものも健在で、3P% (3ポイント成功率) 37.5%は評価基準で平均以上(36.5〜39.9%)に位置する。しかもこれを1試合6.7本という高い3PA (3P試投数) の上で維持しており、平均2.5本の3Pメイクは十分なスペーシング上の脅威として機能する。リハーサル不要の高いリリースポイントとクイックトリガーを持ち、スクリーンを使ったカールからのキャッチ&シュート、ドリブルからの、リズムを崩すヘジテーションからのプルアップと、3Pのアクセス経路が複数あることが強み。加えてリーグ屈指と評されてきたミッドレンジのクラフトは今も一級品で、ジャブステップ、インサイドアウトのドリブル、ピボットからのフェイドアウェイ、そしてビッグの伸ばした腕の上を越えると、ペイント外周の狭いスペースを得点化する技術の総量が非常に多い。ハーフコートが停滞した局面で「とりあえずボールを持たせれば形になるショットが出る」という保険は、若い選手が多いロースターにおいて代替の難しい価値である。
オフボールでも機能できる点も強み。第一起点の選手が別にいる編成でも、コーナー/ウイングでの、からの飛び出し、 (ドリブル) の受け手として得点に絡めるため、ボールを持つ時間を減らしても価値が落ちにくい。
