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Dean Wade

#32

Philadelphia 76ers/PF / C

年齢
29歳
身長
206cm (6-9)
体重
103kg (228lbs)
ドラフト
2019 ドラフト外 (Undrafted)
NBA経験
7年目
2026-27 年俸
$9,000,000
Standard Veteran Contract2024-2027FA予定: 2027

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

高い戦術理解度と献身性を武器に、限られた出場時間(平均22.3分)の中で確実にチームタスクを遂行するロールプレイヤー(平均5.8得点、4.2リバウンド)。ボールを停滞させず素早いパス回しと適切なポジショニングでオフェンスの流動性を維持し、攻守のバランスを安定させる堅実な働きを見せる。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

オフェンスにおける自給力は極めて限定的である。得点5.8点は下位帯、USG% (使用率) 9.7% は下位帯の中でもリーグ最低水準に近く、攻撃の負担をほぼ担っていない。アシスト1.5本と AST% (アシスト率) 8.2% はともに下位帯 (9.0%未満) で、ドリブルからパスを配る回路を持たず、キャッチ&シュート以外の選択肢が乏しい。

シュートの周辺指標にも粗さが残る。FG% (フィールドゴール成功率) 43.9% は平均帯 (45-47.9%) に届かず、FT% (フリースロー成功率) 71.1% も平均帯 (75-79.9%) を下回る。前季2024-25の FT% 53.3% からは改善したものの、依然としてラインからの安定感は欠く。

守備のイベント面も薄い。スティール0.7本、ブロック0.4本はともに下位帯であり、206cmという身長を持ちながら ORB% (オフェンスリバウンド率) 3.9% は平均帯にとどまる。

そして最も重い課題は可用性である。2025-26シーズンの出場は59試合で、2020-21シーズン以降ここまで一度も70試合に到達していない。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

攻撃面の実像は「極端に狭い役割を、その範囲内では高い効率でこなす」という一点に尽きる。USG% (使用率) 9.7% は下位帯の底に近く、得点5.8点、アシスト1.5本、AST% (アシスト率) 8.2% の下位帯という数字が示すとおり、彼はプレーを作る側ではなく、完全に受け手側に振り切った存在である。

その一方で、与えられた役割の効率は高い。eFG% (実効フィールドゴール成功率) 56.7% は上位帯 (54.5-57.9%)、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 58.0% は平均帯の上限に位置し、3P% (3ポイント成功率) 36.2% は平均帯 (35.0-36.4%) を確保している。206cm・103kgのビッグがコーナーとトップにスペースを張ることで、クリーブランドのハーフコートにおけるドライブレーンとポストの余白が広がり、ORtg (オフェンシブ・レーティング) 117.0 という上位帯 (116-119) の数字につながっている。

ボール保全も突出している。TOV% (ターンオーバー率) 4.0% はエリート帯 (7%未満) を大幅に下回る水準で、ターンオーバーは1試合0.3本しかない。判断が速く、余計なドリブルを挟まず「打つか、次に回す」を即断できるためだ。

課題は精度の絶対値にある。FG% (フィールドゴール成功率) 43.9% は平均帯に届かず、FT% (フリースロー成功率) 71.1% も平均帯を下回る。前季2024-25の FT% 53.3% からの改善は明確だが、外角が落ちた日には得点面で完全に消える。プレータイプが単一であるがゆえに、シュートタッチの日毎の変動がそのまま攻撃貢献の全損につながる構造を抱えている。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備とスペーシングの両立こそが、7年間クリーブランドに残り続けている理由である。206cm・103kgという体格は4番と5番の両方を守れる汎用性を担保し、ピック&ロール時のドロップとスイッチの双方を状況に応じて選択できる。

リバウンドは堅実に平均帯を確保している。DRB% (守備リバウンド率) 13.9%、TRB% (総リバウンド率) 9.0%、リバウンド4.2本はいずれも平均帯にあり、ポゼッションを終わらせる仕事に一定量の関与ができている。攻撃側でもターンオーバー0.3本、TOV% (ターンオーバー率) 4.0% のエリート帯という数字が、相手のトランジション機会を極限まで抑えるという形で守備に還元されている。

一方でイベント創出力とサイズ由来の期待値は満たしていない。スティール0.7本、ブロック0.4本はともに下位帯で、206cmのビッグでありながらリムでのシュート阻止は数字に残らない。ORB% (オフェンスリバウンド率) 3.9% も平均帯にとどまり、フィジカルに押し込む役割ではない。

さらに、守備価値の総量は稼働に制約される。2025-26シーズンの出場は59試合にとどまり、シリーズ単位で必要な局面に確実に立てるかどうかは常に不確定要素として残る。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 59 試合先発 38 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

7 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26CLE29593822.32.1-4.743.91.2-3.336.20.5-0.671.10.93.34.21.50.70.40.31.55.8
2024-25CLE28593021.21.9-4.641.31.4-3.836.00.3-0.553.30.93.44.21.30.70.30.41.75.4
2023-24CLE27543220.51.8-4.341.41.5-3.739.10.4-0.576.90.73.44.00.80.70.50.41.75.4
2022-23CLE26441320.31.7-4.041.21.0-2.935.40.3-0.565.20.53.03.40.80.60.50.42.04.7
2021-22CLE25512819.21.9-4.345.61.0-2.835.90.4-0.666.70.62.32.91.00.60.10.31.75.3
2020-21CLE24631919.22.1-4.943.11.2-3.436.60.5-0.676.90.62.83.41.20.60.30.51.26.0
2019-20CLE231205.90.8-1.169.20.2-0.350.00.0-0.10.00.31.31.60.20.20.30.30.71.7
通算734220.01.9-4.443.21.2-3.236.80.4-0.573.03.61.10.60.30.45.3
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ