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Deni Avdija

#8

Portland Trail Blazers/SF

年齢
25歳
身長
203cm (6-8)
体重
103kg (228lbs)
ドラフト
2020 1巡目 9位
NBA経験
6年目
2026-27 年俸
$13,125,000
Standard Veteran Contract2024-2027FA予定: 2027

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

2025-26シーズンのDeni Avdijaは、203cmのサイズを持ちながらチームのハーフコートオフェンスを起動するPoint Forward (司令塔型フォワード) として完全に開花した。平均24.2得点(リーグ上位帯)・平均6.7アシスト(上位帯)・USG% (使用率) 28.5%(エリート帯)を同時に背負いながら、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 60.0%という上位帯の総合効率を維持している点が最大の価値である。AST% (アシスト率) 31.6%は、彼がコート上にいる間の味方フィールドゴールの3割強に直接関与していることを示し、Primary Initiator (司令塔・第一起点) としての実質を数字で裏づける。長いストライドで肩からディフェンダーの懐に入り込むダウンヒルのドライブは接触を厭わず、1試合9.2本のFTA (フリースロー試投) という多量のファウルドローを生み、これをFT% (フリースロー成功率) 80.2%(上位帯)で確実に現金化している。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

最大の課題はアウトサイドシュートの失速で、3P% (3ポイント成功率) 31.8%は評価基準上「下位」に沈む水準でありながら1試合6.0本を撃ち続けているため、ディフェンスにドロップして守る余地を与えている。eFG% (実効フィールドゴール成功率) 52.1%も平均帯(53.5-54.4%)を下回っており、TS% 60.0%という良好な総合効率が実際にはフィールドゴールの質ではなく平均9.2本のフリースロー獲得に大きく依存している構造的な脆さを示す。ハンドラー負荷の増大に伴いターンオーバーは平均3.8本(TOV% 12.5%は下位帯)まで膨らみ、AST/TO比は約1.76と平均帯(1.8-2.4)をわずかに下回る。守備のカウンティングスタッツはSTL (スティール) 平均0.8本・BLK (ブロック) 平均0.6本といずれも平均帯の域を出ず、DRtg (ディフェンシブ・レーティング) 115はリーグ平均(114前後)をやや上回る(=わずかに悪い)位置にとどまる。フォワードでありながらTRB% (総リバウンド率) 9.8%・ORB% (オフェンスリバウンド率) 3.1%と平均帯の下限で、セカンドチャンス創出への寄与は限定的である。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

オフェンスの設計はAvdijaを起点に組まれており、USG% (使用率) 28.5%・AST% (アシスト率) 31.6%はいずれもエリート帯で、ピック&ロールとドライブ&キックの双方で意思決定を担っていることを意味する。得点の質は明確に二層に分かれ、ペイントアタックとフリースロー(平均7.4本成功/9.2本試投、FT% 80.2%は平均帯)は極めて強力である一方、平均16.1本の試投に対してFG% (フィールドゴール成功率) 46.2%は平均帯、3P% (3ポイント成功率) 31.8%は下位にとどまった。この結果、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 52.1%は平均帯を下回るのにTS% (トゥルー・シューティング成功率) 60.0%は上位帯という乖離が生じており、彼の効率がフリースローライン由来であることを端的に示している。パサーとしては203cmの目線を活かしたロールマンへのポケットパスと逆サイドへのスキップパスが持ち味で平均6.7アシストを記録する反面、平均3.8ターンオーバー(TOV% 12.5%)というコストを伴う。チームとしてはORtg (オフェンシブ・レーティング) 116(上位帯)を確保しており、外角の不安を抱えつつも第一起点としての総量は成立している。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

ヘルプローテーションとクローズアウトへの参加は献身的で、ボールマンに対しても身体を当ててドライブのコースを外側へ押し出すフィジカルな守り方ができる。一方でカウンティングスタッツは平均0.8スティール・0.6ブロックといずれも平均帯にとどまり、ボールを直接奪ってトランジションへ転じる破壊力までは示していない。リバウンドは平均6.9本(平均帯)、DRB% (ディフェンスリバウンド率) 16.7%・TRB% (総リバウンド率) 9.8%と平均帯で、オフェンス負荷の増大と引き換えにボードでの存在感は控えめである。チームのDRtg (ディフェンシブ・レーティング) 115はリーグ平均(114前後)をやや上回る(=わずかに悪い)水準で、個の守備の汎用性は本物でも、守備側の総量で数字を押し下げるまでには至っていない。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 66 試合先発 66 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

6 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26POR25666633.37.5-16.146.21.9-6.031.87.4-9.280.21.15.86.96.70.80.63.82.524.2
2024-25POR24725430.05.6-11.747.61.7-4.836.54.0-5.278.01.55.77.33.91.00.52.72.416.9
2023-24WAS23757530.15.4-10.750.61.2-3.137.42.7-3.674.01.16.17.23.80.80.52.12.514.7
2022-23WAS22764026.63.3-7.643.70.9-3.129.71.6-2.273.91.05.46.42.80.90.41.62.89.2
2021-22WAS2182824.23.0-7.143.21.0-3.231.71.3-1.775.70.64.55.22.00.70.51.12.38.4
2020-21WAS20543223.32.4-5.841.71.0-3.131.50.5-0.864.40.44.44.91.20.60.30.62.66.3
通算642528.04.5-9.846.21.3-3.933.12.9-3.877.16.33.40.80.52.013.3
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ