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Derrick White

#9

Boston Celtics/PG / SG

年齢
31歳
身長
193cm (6-4)
体重
86kg (190lbs)
ドラフト
2017 1巡目 29位
NBA経験
9年目
2026-27 年俸
$28,458,000
出身
コロラド大学
Contract Extension2025-2029FA予定: 2029

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

Derrick Whiteの本質的な価値は、ガードでありながらチーム守備の背骨として機能する点にある。2025-26シーズンの自身のDRtg (ディフェンシブ・レーティング) 108は平均以上の水準(108〜110)、NetRtg (ネット・レーティング) +11.3もエリート水準に達し、コート上での失点抑制とチーム収支への寄与は極めて大きい。特筆すべきは193cmのガードとして平均1.3ブロック(上位水準)を記録するからのリムプロテクションで、ローテーションの読みとタイミングによって自分より遥かに大きい相手のフィニッシュを弾き落とす。オフェンスでもボール保持の質は突出しており、平均5.4アシストに対し平均1.7ターンオーバー(AST/TO 約3.2=上位水準)、TOV% (ターンオーバー率) 7.7%は平均以上の水準(7.0〜8.4%)で、ポゼッションを浪費しない。FT成功率90.2%はエリート水準(88%以上)にあり、終盤のフリースローに信頼が置ける。加えて77試合すべてに先発し平均34.1分(エリート水準)を担い切った稼働率も、ローテーション設計上の大きな資産である。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

2025-26シーズンの最大の問題はシュートタッチの崩壊である。FG成功率39.4%は下位水準(43%未満)、3P成功率32.7%も下位水準(33%未満)に沈み、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 52.9%・eFG% (実効フィールドゴール成功率) 48.9%はいずれも明確に平均を下回った。平均14.4本のFGA (フィールドゴール試投数) のうち8.3本を3Pが占める構成であるため、確率の低下がそのままチームのハーフコート効率を直撃する。フリースローラインへ到達する頻度も低く、平均2.6本のFTA (フリースロー試投数) は主力ガードとして物足りない。193cm・86kgの細身のフレームではリム付近での接触に押し負けやすく、ファウルドローによる無料得点の上積みが乏しい構造的な要因になっている。リバウンドでもDRB% (ディフェンスリバウンド率) 9.0%は下位水準、TRB% (トータルリバウンド率) 6.1%も平均域(6.0〜10.9%)に届かず、守備リバウンドの終結をビッグに委ねざるを得ない。USG% (使用率) 21.6%は平均域で、オンボールでの創出量そのものが第一オプションの水準にはなく、シュートが入らない日にオフェンスへ別の形で加点する手段が限られる。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

攻撃での立ち位置はUSG% (使用率) 21.6%(平均域)のセカンダリー・ハンドラー兼スペーサーで、平均14.4本のFGA (フィールドゴール試投数) のうち8.3本を3Pが占める極端に現代的なショットダイエット(リム&3P偏重の試投構成)を採る。ドリブルやピック&ロールの二次的な起点として平均5.4アシスト・AST% (アシスト率) 22.1%(上位帯)を記録し、ドライブからのでボールを動かす役割を担う。特筆すべきは判断の速さと安全性で、TOV% (ターンオーバー率) 7.7%は平均以上の水準(7.0〜8.4%)、平均1.7ターンオーバー・AST/TO 約3.2(上位水準)はチームのポゼッション効率を下支えする。ただし2025-26シーズンはシュートが最後まで戻らず、3P成功率32.7%・FG成功率39.4%・TS% (トゥルー・シューティング成功率) 52.9%・eFG% (実効フィールドゴール成功率) 48.9%といずれも下位水準に沈んだ。FT成功率90.2%(エリート水準)というタッチの良さと実射の乖離は大きく、平均2.6本のFTA (フリースロー試投数) ではその精度を活かす機会も乏しい。それでも自身のORtg (オフェンシブ・レーティング) は119(上位水準)を維持しており、ターンオーバーの少なさと役割の明確さが低いシュート確率を部分的に相殺している。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

Point of Attack (攻撃の第一起点) で相手ハンドラーに正対し、スクリーンに対してトップロックやチェイス(追走)でナビゲートしてイージーなアドバンテージを与えない。最大の特徴は193cmという体格で平均1.3ブロック(上位水準)を記録するヘルプ側のリムプロテクションで、ローテーションの予測とタイミングによってチェイスダウンやバックタップを量産する。平均1.1スティール(平均域)という数字が示す通りギャンブルでボールを狙うタイプではなく、ポジションを崩さずスキームを壊さないことに価値の重心がある。一方でDRB% (ディフェンスリバウンド率) 9.0%は下位水準で、守備の終結であるリバウンド確保はビッグ側に委ねる形になり、86kgのフレームではサイズのあるウィングやビッグにポストで押し込まれた際に押し負ける場面も残る。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 77 試合先発 77 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

9 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26BOS31777734.15.7-14.439.42.7-8.332.72.4-2.690.21.13.34.45.41.11.31.71.516.5
2024-25BOS30767633.95.6-12.644.23.5-9.138.41.8-2.183.90.93.64.54.80.91.11.71.816.4
2023-24BOS29737332.65.3-11.546.12.7-6.839.61.9-2.190.10.73.54.25.21.01.21.52.115.2
2022-23BOS28827028.34.3-9.246.21.8-4.838.12.0-2.387.50.62.93.63.90.70.91.22.212.4
2021-22TOT27755229.34.5-10.742.11.5-4.931.22.7-3.186.40.53.03.54.90.90.81.62.313.2
SAS27494830.35.0-11.642.61.7-5.331.42.8-3.386.90.53.03.55.61.00.91.82.414.4
BOS2726427.43.6-8.840.91.3-4.330.62.5-2.985.30.52.93.43.50.60.61.22.211.0
2020-21SAS26363229.65.2-12.641.12.3-6.834.62.7-3.285.10.42.63.03.50.71.01.32.515.4
2019-20SAS25682024.73.7-8.145.81.2-3.236.62.6-3.185.30.52.83.33.50.60.91.32.211.3
2018-19SAS24675525.83.9-8.147.90.7-2.133.81.4-1.877.20.53.23.73.91.00.71.42.29.9
2017-18SAS231708.20.9-1.948.50.5-0.861.50.8-1.270.00.31.21.50.50.20.20.40.53.2
通算957129.34.7-10.644.02.0-5.635.92.1-2.586.23.84.30.91.01.413.4
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ