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Dillon Brooks

#3

Phoenix Suns/SF / SG

年齢
30歳
身長
201cm (6-7)
体重
102kg (225lbs)
ドラフト
2017 2巡目 45位
NBA経験
9年目
2026-27 年俸
$19,992,727
Standard Contract2023-2027FA予定: 2027

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

2025-26シーズンは56試合すべてで先発し、平均30.4分(MPG上位帯)で20.2得点(PPG上位帯)というキャリア最高水準のスコアリングを記録した、3&Dウィングの拡張形。USG% (使用率) 27.9%というエリート帯のオンボール負荷を背負いながら、TOV% (ターンオーバー率) 7.9%を平均以上帯(7.0〜8.4%)に抑え込むボールセキュリティは特筆に値し、1試合あたりのターンオーバーは1.8個にとどまる。FT% (フリースロー成功率) 84.2%は上位帯で、1試合3.6本のフリースローを獲得してコンタクトからの得点も着実に積み上げる。試合の温度を上げる闘争心と徹底したトラッシュトークで相手エースの集中を削ぐ精神面の影響力も、この選手固有の武器である。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

得点量の増加はショット効率の犠牲の上に成り立っており、FG% (フィールドゴール成功率) 43.5%はリーグ平均帯(45〜47.9%)に届かず、3P% (3ポイント成功率) 34.4%も平均帯(35〜36.4%)を下回る。結果としてeFG% (実効フィールドゴール成功率) 50.1%は下位帯、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 54.0%も平均帯(57〜58%)を明確に下回り、1試合17.1本という試投量を委ねるにはリターンが見合っていない。プレーメイクはほぼ機能せず、AST% (アシスト率) 9.5%は平均帯、アシスト1.8に対しターンオーバー1.8でAST/TO (アシスト・ターンオーバー比) は約1.0と下位帯に沈み、ダブルチームを呼び込んだ後の分配役にはなれない。ビッグマンへの負担も大きく、TRB% (トータルリバウンド率) 5.8%は下位帯(6.0%未満)未満、BLK (ブロック) 0.2本は平均帯で、リム周辺の抑止力は期待できない。加えて出場は56試合にとどまり、30歳という年齢を踏まえると稼働率の低下も無視できないリスクとなる。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

USG% (使用率) 27.9%というエリート帯の負荷を与えられ、30.4分で17.1本を放つ完全なハイボリュームスコアラーとして運用されており、そのうち6.6本が3ポイントという内外配分を持つ。持ち味はプルアップとステップバック、そしてショットクロック終盤の強引なアイソレーションで、味方のクリエイトを介さず自力でショットを完結できる点にある。ただし3P% (3ポイント成功率) 34.4%とFG% (フィールドゴール成功率) 43.5%はいずれもリーグ平均を下回り、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 50.1%は下位帯、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 54.0%も平均帯(57〜58%)に届かないため、量を効率で相殺できていないのが実像である。数少ない上積みはファウル獲得で、1試合3.6本のフリースローをFT% 84.2%(上位帯)で沈め、TOV% (ターンオーバー率) 7.9%という平均以上帯の低ミス率も高負荷の中で維持している。一方でAST% (アシスト率) 9.5%(平均帯)が示す通りボールが自らの手で止まりやすく、ORtg (オフェンシブ・レーティング) 114はリーグ平均前後にとどまる。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

横方向のスライドとハンドチェック、ファウルぎりぎりのコンタクトで相手の初動を潰し、スクリーンをすり抜けて追走し続ける粘りも高水準にある。一方でリム周りの貢献は乏しく、BLK (ブロック) 0.2本は平均帯、TRB% (トータルリバウンド率) 5.8%も下位帯(6.0%未満)を下回り、の蓋役やリバウンドでのポゼッション終了にはほとんど関与しない。チーム全体への波及という点でもDRtg (ディフェンシブ・レーティング) 115はリーグ平均(114前後)と同水準にとどまり、対人での評価ほどには失点抑制へ転化していない。挑発的なスタイルは相手のリズムを崩す反面、不要なテクニカルファウルやノンバスケットファウルによる失点リスクを内包する点も併記すべきである。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 56 試合先発 56 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

9 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26PHX30565630.47.4-17.143.52.3-6.634.43.0-3.684.20.82.93.61.81.00.21.83.320.2
2024-25HOU29757531.85.1-11.942.92.5-6.339.71.3-1.681.81.02.73.71.70.80.21.03.214.0
2023-24HOU28727230.94.6-10.742.81.8-5.135.91.7-2.084.40.72.73.41.70.90.11.23.312.7
2022-23MEM27737330.35.4-13.639.62.0-6.032.61.6-2.177.90.62.73.32.60.90.21.43.314.3
2021-22MEM26323127.77.1-16.443.21.4-4.730.92.8-3.384.90.92.33.22.81.10.31.63.318.4
2020-21MEM25676729.86.4-15.441.91.9-5.634.42.4-2.981.50.82.12.92.31.20.41.83.517.2
2019-20MEM24737328.96.0-14.640.72.0-5.635.82.2-2.880.80.92.43.32.10.90.41.73.816.2
2018-19MEM2318018.32.7-6.840.20.8-2.237.51.2-1.773.30.51.21.70.90.60.21.12.87.5
2017-18MEM22827428.74.1-9.444.01.1-3.235.61.5-2.074.70.62.53.11.60.90.21.52.811.0
通算954829.65.5-13.042.11.9-5.335.21.9-2.480.53.32.00.90.21.514.8
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ