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Domantas Sabonis

#11

Sacramento Kings/C / PF

年齢
30歳
身長
208cm (6-10)
体重
109kg (240lbs)
ドラフト
2016 1巡目 11位
NBA経験
10年目
2026-27 年俸
$45,472,000
出身
ゴンザガ大学
Veteran Extension2024-2028FA予定: 2028

2023年7月にキングスと4年約1億8600万ドルの延長契約に合意(2024-25シーズンより開始、2027-28シーズンまで)

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

2025-26シーズンのSacramento Kings (サクラメント・キングス) においても、リバウンドでの支配力はリーグ最上位です。TRB% (トータル・リバウンド率) 19.1% は評価基準のエリート、DRB% (ディフェンシブ・リバウンド率) 28.3% も elite (25.0%以上) に該当し、平均11.4本 (上位帯 8.0〜11.4 の上端) を確保しました。

ORB% (オフェンシブ・リバウンド率) 10.8% もエリート帯 (10.0%以上) にあります。ボックスアウトの角度取り、相手の腰にヒットしてからの二段目のジャンプ、片手で叩かず両手で掴み切るキャッチという地力の部分は、キャリア10年目を迎えた現在も一級品のまま保たれています。

得点効率も高水準です。FG% (フィールドゴール成功率) 54.3% は上位帯 (48.0〜54.9%)、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 59.0% は上位帯 (58.5〜61.9%)、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 55.4% も上位帯 (54.5〜57.9%) に入り、平均11.6本という抑えた試投数の中で高い変換率を維持しました。低いポジションでの押し込み、ドロップステップ、オフェンスリバウンドからの即時プットバックといった接触前提のフィニッシュを得意とします。

を起点にした、ダイブするカッターへのタイミングパス、での読みというハブとしての技術は健在で、味方の動きを引き出す設計の中心として機能します。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

最大の問題は稼働量です。キャリアを通じて極めて高い出場率を誇ってきた「鉄人」タイプの選手だけに、2025-26シーズンの出場がわずか19試合にとどまっているのは例年からの明確な逸脱であり、各指標の信頼区間が広い点をまず割り引く必要があります。

攻撃面では外角が完全に機能していません。3P% (スリーポイント成功率) 18.5% は平均以下 (33.0%未満) の中でも極端な低水準で、試投も平均1.4本と少なく、相手ビッグをペイントから引き出す脅威になりません。FT% (フリースロー成功率) 72.7% も平均帯 (75.0〜79.9%) に届かず、平均4.1本獲得した試投を得点へ変換し切れていません。

プレイメイクの量も落ち込みました。平均4.1アシストは平均帯 (2.5〜5.4)、AST% (アシスト率) 20.9% も上位帯 (20.0〜26.9%) にとどまり、TOV% (ターンオーバー率) 13.3% は下位帯 (11.6%以上)、AST/TO (アシスト・ターンオーバー比) は約1.5と平均帯 (1.8〜2.4) を下回りました。ハブとしての創出量がリーグ基準で突出しなくなった点は明確な後退です。

守備では平均0.2ブロックが平均以下の帯 (0.4以下) を大きく割り込み、リムプロテクションを一切担えません。横方向のスライドと耐性にも制約があり、ピック&ロールやスイッチで執拗に狙い撃ちされます。その帰結として DRtg (ディフェンシブ・レーティング) 124 は評価基準で最も悪い帯 (117以上)、Net Rtg (ネット・レーティング) −13.9 も平均以下 (−4.0未満) を大きく下回り、ORtg (オフェンシブ・レーティング) 110 も平均帯 (110以下) に沈みました。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

を軸にした Post Hub (パッシングビッグ) 型の攻撃者です。2025-26シーズンは平均11.6本試投・6.3本成功で FG% (フィールドゴール成功率) 54.3% は上位帯 (48.0〜54.9%)、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 59.0% も上位帯 (58.5〜61.9%)、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 55.4% も上位帯 (54.5〜57.9%) と、試投を抑えた中での変換効率は高水準を保ちました。

得点は低い位置での押し込み、ドロップステップ、そしてオフェンスリバウンドからのプットバックが中心です。ORB% (オフェンシブ・リバウンド率) 10.8% がエリート帯 (10.0%以上) にあり、セカンドチャンスの創出がそのまま自身の得点源に直結する構造になっています。一方で得点量そのものは平均15.8点 (平均帯 10.0〜19.9)、USG% (ユーセージ率) 22.3% も上位帯 (22.0〜25.9%) で、単独でハーフコートを破壊する第一オプションではありません。

外角の欠落は深刻です。平均1.4本試投・3P% 18.5% (平均以下、33.0%未満) では相手ビッグを外へ引き出せず、味方のドライブレーン確保という点でチーム全体のスペーシングを圧迫します。FT% 72.7% (平均帯 75.0〜79.9% に届かず) も、平均4.1本の試投から得られるはずの上積みを削っています。

パスの技術そのものは依然として質が高く、からのバックドア供給やダイブへのポケットパスをタイミング良く通しますが、数量面では平均4.1アシスト・AST% (アシスト率) 20.9%・TOV% (ターンオーバー率) 13.3% といずれも上位帯にとどまり、AST/TO 約1.5は平均帯 (1.8〜2.4) を下回りました。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備・非得点面の貢献は「ポゼッション終息」と「対人守備」で評価が真っ二つに分かれます。ポジティブ面の中核はリバウンドで、DRB% (ディフェンシブ・リバウンド率) 28.3% は elite (25.0%以上)、TRB% (トータル・リバウンド率) 19.1% もエリート、平均11.4本 (上位帯 8.0〜11.4) と、シュートが外れた後の一本を確実に回収する能力はリーグ最高峰です。

平均0.9スティール (平均帯 0.8〜1.2) と、ポストでのディグやパスレーンへの手の差し込みも一定量こなします。

ネガティブ面は明確です。平均0.2ブロックは平均以下の帯 (0.4以下) を大きく下回り、リム到達を止める抑止力を持ちません。ドロップで下がればボールハンドラーにプルアップを許し、レベルを上げて出れば背後のロールマンにアクセスを許すという二律背反を抱え、スイッチ後の対人ではガードに角度を取られます。結果として DRtg (ディフェンシブ・レーティング) 124 は最も悪い帯 (117以上)、Net Rtg (ネット・レーティング) −13.9 も平均以下 (−4.0未満) を大きく割り込みました。

ただし出場19試合という小サンプルであり、チーム全体の守備崩壊と個人の責任の切り分けには留保が必要です。少なくともリバウンドという一点においては、守備ポゼッションを終わらせる価値を安定して供給し続けています。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 19 試合先発 15 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

10 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26SAC30191529.76.3-11.654.30.3-1.418.52.9-4.172.73.48.011.44.10.90.22.73.515.8
2024-25SAC29707034.77.5-12.859.00.9-2.241.73.1-4.175.43.810.113.96.00.70.42.93.319.1
2023-24SAC28828235.77.7-13.059.40.4-1.137.93.6-5.170.43.610.113.78.20.90.63.33.019.4
2022-23SAC27797934.67.3-11.961.50.4-1.137.34.1-5.574.23.29.112.37.30.80.52.93.519.1
2021-22TOT26626134.57.1-12.557.30.6-2.031.24.0-5.474.13.28.912.15.21.00.43.13.318.9
IND26474634.77.0-12.158.00.7-2.332.44.1-5.574.03.38.812.15.01.00.53.03.118.9
SAC26151533.67.5-13.555.40.3-1.123.53.7-4.974.33.19.312.35.80.90.33.53.818.9
2020-21IND25626236.07.8-14.653.50.8-2.632.13.9-5.373.22.49.512.06.71.20.53.43.320.3
2019-20IND24626234.87.4-13.754.00.3-1.125.43.5-4.872.33.09.412.45.00.80.52.73.118.5
2018-19IND2374524.85.6-9.559.00.1-0.252.92.8-3.971.52.56.89.32.90.60.42.23.214.1
2017-18IND22741924.54.6-8.951.40.2-0.535.12.3-3.075.02.25.57.72.00.50.41.93.011.6
2016-17OKC21816620.12.4-5.939.90.6-2.032.10.5-0.865.70.63.03.61.00.50.41.02.55.9
通算1066530.86.3-11.355.90.5-1.433.43.0-4.173.210.74.90.80.42.616.1
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ