Baseline
選手一覧に戻る

Fred VanVleet

#5

Houston Rockets/PG / SG

年齢
32歳
身長
183cm (6-0)
体重
89kg (197lbs)
ドラフト
2016 2016年 ドラフト外 (Undrafted)
NBA経験
9年目
2026-27 年俸
$25,000,000
出身
ウィチタ州立大学
Standard Contract2023-2026FA予定: 2027

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

本評価はDBに収録された最新シーズンである2023-24(Houston Rockets/73試合出場)に基づく。平均36.8分というMPG (平均出場時間) はelite帯(34分以上)に達し、チームの舵取りを一手に任される立場でシーズンを走り切った。平均8.1アシストは上位帯(5.5〜8.4)、AST% (アシスト率) 31.2%もエリート帯(27.0%以上)に位置し、Floor General (正統派純粋司令塔) としての配球量を裏付ける。特筆すべきはボール管理の精度で、TOV% (ターンオーバー率) 6.9%はエリート基準(7%未満)を大きく上回る水準、AST/TO (アシスト/ターンオーバー比) も約4.8とelite帯(3.5以上)に入り、トラップやを受けてもボールを失わないハンドリングとパス選択の堅牢さが際立つ。3P% (3ポイント成功率) 38.7%を平均8.0本という高試投数で維持し、FT% (フリースロー成功率) 86.0%も上位帯(80〜87.9%)で、ディープレンジのプルアップとキャッチ&シュートの双方を高精度で成立させる。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

一方で、シュートの実効率には明確な限界がある。2023-24のFG% (フィールドゴール成功率) 41.6%は下位帯(43%未満)に沈み、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 52.9%も平均帯(53.5〜54.4%)を下回る。TS% (トゥルー・シューティング成功率) 57.0%は3PとFTの精度に支えられて平均帯(57〜58%)の下限にとどまり、得点量を担うタイプとしての効率的優位は見込めない。ショットプロファイルはフィールドゴール試投13.9本のうち8.0本が3P試投という偏りがあり、183cmというサイズゆえにリムでの完結力に乏しく、フリースロー試投3.1本と接触からの得点獲得も限定的である。リバウンドは平均3.8本が下位帯(3.9本以下)、DRB% (守備リバウンド率) 8.9%も下位帯(9.9%以下)、TRB% (総リバウンド率) 5.0%は下位帯(6.0%未満)を大きく下回り、ガードという文脈を差し引いてもボードでの上積みは期待しにくい。USG% (使用率) 19.4%は平均帯(15.0〜21.9%)の下限で、自ら得点の主導権を握って試合を決め切る役割ではなく、周囲のフィニッシャーの質に成果が左右される構造的な依存を抱える。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

オフェンスはPrimary Initiator (司令塔・第一起点) としてのピック&ロール運用が中核。スクリーンを使った後のリードパス、ロールマンへのポケットパス、逆サイドへのスキップパスを状況判断で使い分け、TOV% 6.9%が示す通りディフェンスの圧力下でも判断が乱れない。自身のシュートはプルアップ3Pとが主軸で、3P試投8.0本・成功3.1本、FT% 86.0%と、アークの外とファウルライン上での精度は信頼に足る。半面、リム付近での得点手段は薄く、FG% 41.6%・eFG% 52.9%が示す2P領域の非効率がスコアリング全体の足を引っ張るため、ORtg (オフェンシブ・レーティング) は114と平均並み(114前後)にとどまった。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備ではサイズの不足を読みとハンドワークで補うタイプ。平均0.8ブロックは平均帯(0.5〜1.1)にあり、183cmのガードとしては異例の水準で、ローテーションからのバックタップやシュートコンテストに積極的に絡んでいたことを示す。一方でフィジカル面の限界は明白で、ポストでのやスイッチ後のサイズ差では押し込まれざるを得ず、スクリーンに引っかかった際のリカバリー負担がビッグマンのヘルプへ転嫁されやすい。ボードでも平均3.8リバウンド(下位帯3.9本以下)、TRB% 5.0%と下位帯(6.0%未満)を大きく下回り、ディフェンスリバウンドの確保はフロントコートに依存する構造である。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2023-24

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 73 試合先発 73 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

9 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2024-25HOU31606035.24.8-12.737.82.7-7.734.51.9-2.381.00.53.23.75.61.60.41.52.314.1
2023-24HOU30737336.85.8-13.941.63.1-8.038.72.7-3.186.00.53.43.88.11.40.81.72.517.4
2022-23TOR29696936.76.3-16.139.33.0-8.834.23.7-4.189.80.43.64.17.21.80.62.02.819.3
2021-22TOR28656537.96.8-16.940.33.7-9.937.73.0-3.487.40.73.84.46.71.70.52.62.520.3
2020-21TOR27525236.56.5-16.738.93.3-9.236.63.3-3.788.50.63.64.26.31.70.71.82.319.6
2019-20TOR26545435.75.9-14.341.32.7-6.939.03.1-3.784.80.33.43.86.61.90.32.22.417.6
2018-19TOR25642827.53.8-9.441.01.8-4.637.81.5-1.884.30.32.32.64.80.90.31.31.711.0
2017-18TOR2476020.03.1-7.242.61.4-3.441.41.1-1.383.20.32.12.43.20.90.31.01.78.6
2016-17TOR233707.91.1-3.035.10.3-0.837.90.5-0.681.80.11.01.10.90.40.10.41.02.9
通算955031.35.0-12.540.12.5-6.837.22.4-2.786.83.45.71.40.51.614.9
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ