ポジティブな特徴(強み)
2025-26シーズンのJalen Johnsonは、出場した72試合すべてで先発し、平均35.2分というMPG(1試合平均出場時間)基準でelite帯(34.0分以上)に入る負荷を背負いながら、平均22.5得点・10.3リバウンド・7.9アシストを記録した。PPG(1試合平均得点)・RPG(1試合平均リバウンド)・APG(1試合平均アシスト)の3部門がすべて評価基準の「平均以上」帯に同時に入る全部門型のスタッツラインであり、フォワードサイズの選手がこの3拍子を一度に成立させる例はリーグでも数えるほどしかない。
最大の進化はプレイメイキングである。AST%(アシスト率)は2023-24シーズンの15.4%から2025-26シーズンには32.5%へと倍以上に跳ね上がり、APG(1試合平均アシスト)も3.6から7.9へ増加した。USG%(使用率)も2023-24シーズンの18.4%から2025-26シーズンの26.4%へ引き上げられており、周囲のクリエイトを受ける立場から、自らボールを持ってオフェンスを設計する一次エンジンへと役割そのものを組み替えている。しかもこれだけボール保持量が増えながらTOV%(ターンオーバー率)は11.1%と、評価基準では「平均以上」帯(7.0〜8.4%)に踏みとどまっており、負荷の急増に対してハンドリングが破綻しなかった点は明確な長所である。
リムへの推進力も数字に表れている。FTA(フリースロー試投数)は2023-24シーズンの2.6本から2025-26シーズンには5.3本へ倍増し、FT%(フリースロー成功率)も72.8%から78.8%へ改善した。203cm・99kgのサイズとオープンコートでの加速力を備えたハンドラーとして、ドライブでファウルを引き出し確実に得点へ変換する回路を確立している。FG%(フィールドゴール成功率)48.9%も「平均以上」帯(48.0〜54.9%)にあり、リム周りのフィニッシュ精度は高水準で保たれている。
総合指標は攻守両サイドでプラスに振れている。ORtg(オフェンシブレーティング)116は上位帯、DRtg(ディフェンシブレーティング)112は平均帯な水準」帯で、Net Rating(ネットレーティング)+3.2が彼のコート上でチームが押し上げられていたことを裏づける。
リバウンドは継続的な武器である。RPG 10.3、DRB%(ディフェンシブリバウンド率)24.1%、TRB%(トータルリバウンド率)14.0%はいずれも「エリート級」帯で、とりわけDRB%はelite基準の25.0%に肉薄する水準にある。守備リバウンドを自ら確保してそのままプッシュできるため、リバウンドがアトランタのトランジション攻撃そのものの起点として機能している。
