ポジティブな特徴(強み)
2025-26シーズンのJerami Grantは、出場した57試合すべてで先発し、平均29.7分——MPG(1試合平均出場時間)の評価基準で「平均以上」帯(28.0〜33.9分)——を担いながら、極めて効率の良いスコアリングシーズンを送った。TS%(トゥルー・シューティング成功率)60.8%は「平均以上」帯(58.5〜61.9%)の上位に入り、eFG%(実効フィールドゴール成功率)54.7%も「平均以上」帯(54.5〜57.9%)に到達している。2023-24シーズンのTS% 57.5%・eFG% 51.9%と比較すると、得点効率の改善幅は明白である。
改善を牽引したのは外角とフリースローの二本柱だ。3P%(3ポイント成功率)38.9%は1試合6.1本という高い3PA(3ポイント試投数)を伴いながら「平均以上」帯(36.5〜39.9%)に収まり、201cmのフォワードがコーナーとアバブ・ザ・ブレイクの双方でスペーシングを担保できることを示す。FT%(フリースロー成功率)81.4%も「平均以上」帯(80.0〜87.9%)で、1試合5.6本のFTA(フリースロー試投数)を平均4.6得点へ変換している。純粋なシューターにとどまらず、に対して一撃で踏み込み、からコンタクトを作ってラインに立てる点が効率を押し上げる主因になっている。
ボール保持のリスクが小さいことも際立った長所である。TOV%(ターンオーバー率)10.8%は評価基準の「平均以上」帯(7.0〜8.4%、低いほど良い)にあり、TOV(1試合平均ターンオーバー)も2.1本に抑えられている。USG%(使用率)22.8%相当の負荷を引き受けながらミスの発生率を低位に保てるため、他のクリエイターと同時に起用してもオフェンスの流れを乱さない。
守備の総合貢献もプラス圏にある。32歳のシーズンにおいても、201cm・97kgの体格と長い腕でスモールフォワードからパワーフォワードまでをカバーできる守備の汎用性は保たれている。
