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Jimmy Butler III

#10

Golden State Warriors/SF / PF

年齢
36歳
身長
198cm (6-6)
体重
104kg (230lbs)
ドラフト
2011 1巡目 30位
NBA経験
15年目
2026-27 年俸
$56,832,773
出身
マーケット大学
Standard Veteran Contract2025-2027FA予定: 2027年

2025年2月にGSWへトレード移籍し、同時に2年契約延長で合意

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

TS% 64.6%というエリート基準 (64.0%以上) を超える得点効率が最大の特徴である。36歳・NBA15年目にしてこの水準に到達している点は極めて稀で、その源泉はFGA (フィールドゴール試投数) 12.2本に対しFTA 7.6本という異例のファウル獲得率にある。接触を意図的に作り出してファウルを引き出す技術と、FT% 86.4%という上位帯 (83.5〜87.9%) の精度が組み合わさることで、少ない試投から高い得点期待値を生み出している。TOV% 7.2%は上位帯 (7.0〜8.4%) でエリート基準に迫り、AST% 24.0%の上位帯と合わせてボールを預けた際の安全性が極めて高い。STL 1.4本はエリート基準 (1.3本以上) に達し、DRtg 109は上位帯 (108〜110)、NetRtg +7.3も上位帯にあり、攻守いずれでもチームの収支をプラスに動かしている。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

スペーシングの提供者ではない点が構造的な制約である。3PA 2.2本という試投量では相手ディフェンダーが間合いを空けて守れるため、オフボールで待機している時間帯にはコートを広げる効果をほとんど生まない。3P% 37.6%という上位帯の精度を持ちながら試投が少ないことは、彼を起用する際に周囲へ3Pの脅威を厚く配置する必要があることを意味する。得点のボリューム自体もPPG 20.0点とエリート基準の下限にとどまり、USG% 22.6%は上位帯 (22.0〜25.9%) で、第一オプションとして単独でオフェンスを牽引する負荷は担っていない。可用性も課題で、今季の出場は38試合にとどまった。BLK 0.2本、DRB% 10.1%・TRB% 8.7%とリバウンド関与も低く、ポゼッションを終わらせる作業は周囲に依存している。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

攻撃は「効率の最大化」に徹底的に最適化されている。無理な3Pやロングミドルを排し、ミッドポストでの背負いからのターンアラウンド、ドライブでの接触創出、そしてリム至近でのフィニッシュに得点経路を集中させることで、FG% 51.9%の上位帯 (48.0〜54.9%) とTS% 64.6%のエリート効率を成立させている。特にFTA 7.6本という獲得量は、この試投数の選手としては突出しており、相手のファウルトラブルを誘発する副次効果まで含めて価値が高い。AST% 24.0%・TOV% 7.2%という配球と管理の両立も優れており、やポストからハブとして機能し、味方のカットとスペーシングを活かす判断ができる。一方でeFG% 55.4%は平均帯にとどまり、TS%との差はフリースロー依存の構造を示す。ORtg 117は上位帯 (116〜118) にある。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備は依然として明確なプラス要素である。DRtg 109は上位帯 (108〜110) に位置し、STL 1.4本のエリート基準に達するイベント量が示す通り、パスレーンの読みとハンドラーへの手の使い方でボールを奪う技術は年齢による劣化が小さい。198cm・104kgの体格と強い体幹により、ガードからパワーフォワードまでをスイッチで受け持つことができ、要所ではエースのマークを担う運用も可能である。カットオフのタイミング、ヘルプの出方、ローテーションの判断といったスキーム上の理解度も高く、無用なファウルで守備組織を崩さない。一方でBLK 0.2本は平均以下の水準で、リムでの垂直方向の抑止力は持たない。DRB% 10.1%・TRB% 8.7%とリバウンド関与も低く、守備ポゼッションを終わらせる作業はビッグに委ねる前提の運用になる。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 38 試合先発 38 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

全 15 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26GSW36383831.16.3-12.251.90.8-2.237.66.5-7.686.42.33.25.64.91.40.21.61.220.0
2024-25TOT35555531.75.5-10.950.40.6-1.930.86.0-7.184.22.33.15.45.41.40.31.30.917.5
GSW35303032.75.3-11.147.60.6-2.327.96.7-7.787.02.33.25.55.91.70.31.51.017.9
MIA35252530.65.7-10.554.00.5-1.436.15.2-6.480.12.23.05.24.81.10.41.20.917.0
2023-24MIA34606034.06.6-13.249.91.0-2.441.46.6-7.785.81.83.65.35.01.30.31.71.120.8
2022-23MIA33646433.47.5-13.953.90.6-1.635.07.4-8.785.02.23.75.95.31.80.31.61.322.9
2021-22MIA32575733.97.0-14.548.00.5-2.023.36.9-8.087.01.84.15.95.51.60.52.11.521.4
2020-21MIA31525233.67.0-14.249.70.5-2.024.56.9-8.086.31.85.16.97.12.10.32.11.421.5
2019-20MIA30585833.85.9-13.145.50.5-2.124.47.6-9.183.41.84.86.76.01.80.62.21.419.9
2018-19TOT29656533.66.4-13.946.21.0-3.034.74.8-5.685.51.93.45.34.01.90.61.51.718.7
PHI29555533.26.3-13.646.10.9-2.733.84.8-5.586.81.93.45.34.01.80.51.51.718.2
MIN29101036.17.4-15.747.11.7-4.537.84.8-6.178.71.63.65.24.32.41.01.41.821.3
2017-18MIN28595936.77.4-15.647.41.2-3.435.06.2-7.285.41.34.05.34.92.00.41.81.322.2
2016-17CHI27767537.07.5-16.545.51.2-3.336.77.7-8.986.51.74.56.25.51.90.42.11.523.9
2015-16CHI26676736.97.0-15.445.41.0-3.131.25.9-7.183.21.24.25.34.81.60.62.01.920.9
2014-15CHI25656538.76.5-14.046.21.1-3.037.85.9-7.183.41.84.15.83.31.80.61.41.720.0
2013-14CHI24676738.74.1-10.339.71.0-3.628.33.9-5.076.91.33.64.92.61.90.51.51.613.1
2012-13CHI23822026.02.9-6.246.70.5-1.338.12.3-2.880.31.72.34.01.41.00.40.81.28.6
2011-12CHI224208.50.8-1.940.50.0-0.318.21.0-1.376.80.50.81.30.30.30.10.30.52.6
通算15季907—33.05.9-12.547.40.8-2.432.95.7-6.784.5——5.44.41.60.41.6—18.4
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ