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Jock Landale

#31

Atlanta Hawks/C / PF

年齢
30歳
身長
211cm (6-11)
体重
116kg (255lbs)
ドラフト
2021 2021年 ドラフト外 (Undrafted)
NBA経験
5年目
2026-27 年俸
$14,100,000
Standard Veteran Contract2026-2027FA予定: 2027

2026年7月、UFAとしてホークスとNon-Taxpayer Mid-Level Exceptionを用いた1年$14.1Mで再契約(自身のキャリア最高額)。

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

2025-26シーズンはアトランタで68試合すべてに先発出場し、22.1MPG (1試合平均出場時間) で10.6PPG・5.7RPGを記録。最大の武器はショットセレクションと効率で、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 58.2%はelite基準 (58.0%以上) に到達し、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 59.5%、FG% (フィールドゴール成功率) 51.5%もともに平均以上帯に位置します。

外角の信頼度が明確な武器になりました。3P% (3ポイント成功率) 38.3% (1試合あたり2.8本試投・1.1本成功) は平均以上帯 (36.5〜39.9%) にあり、DB上の2023-24シーズンの3P% 25.0%から2025-26シーズンの38.3%へと大きく水準を引き上げています。ピック&ポップでポップアウトした際のリリースが速く、トレイル3Pやコーナーでのキャッチ&シュートも成立するため、Stretch Big (ストレッチビッグ) として5番からドライブレーンを空けるスペーシングを供給できます。

ボール管理の丁寧さも際立ちます。TOV% (ターンオーバー率) 7.7%は平均以上の基準 (7.0〜8.4%) に該当し、ターンオーバーは0.9本/試合、AST/TO (アシスト・ターンオーバー比) は約1.9。で一拍置いてから捌く判断が安定しており、攻撃のリズムを壊しません。

オフェンスリバウンドは数字に出る貢献源です。ORB% (オフェンスリバウンド率) 11.1%はエリート帯 (10.0%以上) に該当する水準、TRB% (トータルリバウンド率) 12.3%も平均以上帯に入ります。

役割拡大への適応力も強みで、DB上の2023-24シーズンの13.6MPG・4.9PPGから2025-26シーズンの22.1MPG・10.6PPGへと出場時間と得点を伸ばしながら、FG% 51.5%という確率を落とさずに維持しました。オーストラリア代表 (Boomers) のビッグとして国際舞台を踏んできたベテランらしく、ハードなスクリーン、ダイブのタイミング、ポストでのジャンプフックといった基礎技術が高い水準で標準装備されています。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

フリースローがはっきりした穴です。FT% (フリースロー成功率) 63.5%は平均以下基準 (68.0%未満) を下回ります。さらにFTA (フリースロー試投数) は1.9本/試合とFGA 8.1本に対して少なく、精度以前にコンタクトを作ってファウルを引き出す力そのものが乏しいことを示しています。競った終盤ではファウルゲームの標的になり得る組み合わせです。

リム周りの抑止力も薄いままです。BLK (ブロック) 0.5本はリーグ全体基準では平均帯 (0.2〜0.5本) の最下限にあたり、211cm・116kgのセンターに期待される水準には届いていません。STL (スティール) 0.5本も平均以下基準 (0.6本未満) で、ボールに絡んで攻撃権を奪うタイプではありません。横方向の機動力に制限があるため、ピック&ロールでスイッチしてペリメーターに引き出された局面では、スピードのあるガード/ウィングに先手を取られ角度を作られやすい弱点があります。

起用量に対する総合的な勝利貢献の蓄積も物足りません。68試合フル先発という起用に見合った積み上げにはなっていません。DRtg (ディフェンシブレーティング) 117は平均 (114前後) を下回る水準、NetRtg (ネットレーティング) -2.2もマイナス圏です。

自己創出力は限定的です。USG% 17.7%は平均的な水準基準 (15.0〜21.9%) に該当し、AST% (アシスト率) 11.0%はリーグ平均帯 (9.0〜19.9%)に該当しす。ドリブルから局面を打開して自分や味方の得点を作り出す役割は担えず、得点の大半をスクリーンからの流れ、、オフェンスリバウンドといった「他者が作った状況」に依存する構造です。

稼働面でも、DB上の2023-24シーズンは56試合の出場にとどまるなど、シーズンを通してフル稼働しきれない年を挟んできた経歴があり、30歳という年齢を踏まえると下半身のコンディション管理は今後の継続的な注意点になります。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

スクリーナーとしての仕事を起点に、ロール (ダイブ) とポップを使い分けるハイブリッド型の5番です。2025-26シーズンはFGA 8.1本のうち3PA 2.8本、つまり試投の約3分の1を3Pが占める配分で、FG% 51.5% (4.1本成功)、3P% 38.3% (1.1本成功) と内外どちらでも平均以上帯の確率を残しました。ポップアウト時のセットアップが速く、トレイル3Pやコーナーでのキャッチ&シュートが成立するため、相手のビッグをペイントから引き剥がしてドライブレーンを開けられます。

効率指標はeFG% 58.2%がelite基準 (58.0%以上)、TS% 59.5%が平均帯。ただし両者の差がわずか1.3ポイントしかない点が、このプロフィールの構造をよく表しています。FGA 8.1本に対してFTA 1.9本という低いフリースロー獲得率と、FT% 63.5% (平均以下基準の68.0%未満) という精度により、フリースローがTS%をほとんど押し上げていないためです。つまり彼の効率はフィールドゴールの質のみで成立しており、接触を作って加点するルートを持ちません。

ボールハンドリングでの創出は担いません。USG% 17.7%は平均的な水準基準 (15.0〜21.9%)、AST% 11.0%はリーグ平均帯 (9.0〜19.9%)に該当し、アイソレーションやピック&ロールのボールハンドラーとして局面を作るタイプではありません。一方で/からので受けてからの4対3の読みは堅実で、TOV% 7.7% (平均以上の基準7.0%未満)、TOV 0.9本、AST/TO 約1.9とボールを失わないことでポゼッションの流れを保ちます。低USG%・低ターンオーバー・高効率という、攻撃の潤滑油に振り切ったプロフィールです。オフェンスリバウンドではORB% 11.1%を残しており、自らのショットクリエイトに依存しない形でセカンドチャンスという得点機会を生み出しています。

役割の推移としては、DB上の2023-24シーズンの13.6MPG・4.9PPG・3P% 25.0%から、2025-26シーズンには22.1MPG・10.6PPG・3P% 38.3%へと出場時間と外角の両方を伸ばしました。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備の実像は「リムプロテクター」ではなく、体格とポジショニングでエリアを守るポジショナルなセンターです。BLK 0.5本はリーグ全体基準では平均帯 (0.2〜0.5本) の最下限で、211cm・116kgという体格から期待されるゴール下の抑止力は提供できていません。STL 0.5本も平均以下基準 (0.6本未満)。横の機動力に制限があるため、ピック&ロールでスイッチしたりハイに出て行った局面ではスピードのあるボールハンドラーに置き去りにされやすく、で下がってペイントを埋め、ペイント内のヘルプ位置を保つ使い方の方が適合します。オンコート時のDRtg 117は平均 (114前後) を下回る水準にあります。

一方で守備が丸ごとマイナスというわけではありません。DRtg 117との食い違いは、個人の守備技術だけでなく、所属チーム全体の守備環境やラインナップ構成の影響も含めて解釈する必要があります。ポストでの押し込みに耐える下半身の強さと、ファウルを恐れず体を当てるフィジカルさは持ち合わせており、対面のビッグに対しては一定の抵抗力を示します。

リバウンドは堅実な貢献源です。DRB% (ディフェンスリバウンド率) 13.6%は平均帯 (10.0〜17.9%)、TRB% 12.3%は平均以上帯に入るもののその下限であり、センターとしてガラスを支配する存在ではありません。むしろ光るのはORB% 11.1%で、平均以上帯 (7.5〜11.9%) の上限かつelite基準 (12.0%以上) に迫る水準にあり、味方のミスショットに反応してセカンドチャンスを作る働きは明確なプラスです。

得点以外の貢献では、ハードなスクリーンでボールハンドラーに隙間を作る仕事、の受け渡し、ローテーションでの位置取りといった、ボックススコアに現れにくい部分でチームの構造を成立させるタイプ。総じて、守備の柱として計算できるエリートではないものの、ラインナップを壊す決定的な穴でもない中間的な守備者と評価するのが実態に近いところです。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 68 試合先発 27 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

5 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26TOT30682722.14.1-8.151.51.1-2.838.31.2-1.963.52.73.05.71.70.50.50.92.210.6
ATL3023219.43.6-6.951.61.1-2.839.10.9-1.654.11.82.34.11.70.40.60.62.19.1
MEM30452523.64.4-8.651.41.1-2.938.01.3-2.067.43.13.46.51.70.60.51.02.311.3
2024-25HOU2942311.91.9-3.653.30.3-0.642.30.6-1.067.51.31.93.30.90.30.20.51.24.8
2023-24HOU2856313.61.9-3.751.50.2-0.725.00.9-1.280.01.61.53.11.20.40.60.61.34.9
2022-23PHX2769414.22.6-4.952.80.3-1.225.01.1-1.575.21.72.34.11.00.20.40.91.86.6
2021-22SAS2654110.91.9-3.849.50.5-1.632.60.6-0.882.91.21.42.60.80.20.30.61.04.9
通算528915.02.6-5.051.40.5-1.534.50.9-1.368.93.91.20.30.40.76.6
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ