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Jonathan Kuminga

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Atlanta Hawks/SF / PF

年齢
23歳
身長
201cm (6-7)
体重
102kg (225lbs)
ドラフト
2021 1巡目 7位
NBA経験
5年目
2026-27 年俸
$6,064,000
Standard Contract (詳細未確認)N/A (未確認)FA予定: 2027

現行ロースター在籍を確認済み。契約金額の個別検証は未実施のため保留。

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

201cm・102kgという重量級のフォワードとしての体格に、リーグでも上位クラスの瞬発力と接触強度を併せ持つダウンヒル・アタッカー。トップスピードに乗ってからのリムアタックは一線級で、2025-26シーズンは9.4FGA (フィールドゴール試投数) に対して3.4FTA (フリースロー試投数) を獲得しており、FTr (フリースロー獲得率) 換算で.36前後という高いファウル誘発力を維持している。ペイントに侵入して守備をコラプスさせ、相手のビッグマンをファウルトラブルに追い込める点は、ハーフコートが停滞した局面での明確な打開手段となる。

まとまった出場機会と役割が与えられた際の得点効率の高さは、2023-24シーズン(ウォリアーズ時代)に示している。同シーズンは26.3分の出場で16.1得点、FG% (フィールドゴール成功率) 52.9%、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 60.3%、eFG% (エフェクティブ・フィールドゴール成功率) 56.5%を記録。評価基準上、FG% 52.9%は「平均以上」、TS% 60.3%とeFG% 56.5%も揃って「平均的な水準」の帯にあり、リム周辺の完結力を軸に高効率の得点源として機能できることを証明した。

2025-26シーズンで最も明確に前進したのはリバウンドである。DREB% (ディフェンシブ・リバウンド獲得率) 18.2%は評価基準の「平均以上」帯に入る数値で、2023-24シーズンの12.6%から大幅に改善した。TRB% (トータル・リバウンド獲得率) も8.7%から11.8%へ、リバウンド数も4.8本から5.6本へ増加しており、出場時間が23.1分と2023-24シーズンより短くなっている中での上積みである点は評価に値する。ディフェンシブボードを自分で確保してそのままプッシュできるため、トランジションの起点としての価値が高まった。

インパクト指標も守備側で好転している。また2025-26シーズンは出場した36試合すべてで先発(36先発)しており、コートに立てる状態であればスターターとして計算される序列を確保していた。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

2025-26シーズンはショット効率が明確に後退した。FG% 46.3%は評価基準の「平均」帯の下限付近にとどまり、TS% 55.7%は「平均」帯(57.0〜58.0%)を下回り、eFG% 51.5%も「平均」帯(53.5〜54.4%)を下回る。2023-24シーズンのFG% 52.9%・TS% 60.3%・eFG% 56.5%と比べると全指標で下落しており、シーズン途中のトレードと負傷離脱を挟んだことによる役割・リズムの断絶が数字に表れている。

アウトサイドシュートは依然として信頼を勝ち取れていない。2025-26シーズンの3P% (スリーポイント成功率) 33.3%(2.9試投で1.0成功)は評価基準の「平均」帯(35.0〜36.4%)に届かず、守備側にヘルプへ寄る余地を与える水準にある。2023-24シーズンの32.1%からの改善幅もごくわずかで、オフボールで置かれた際にスペーシングの負担を引き受けきれない。FT% (フリースロー成功率) 72.4%も「平均」帯(75.0〜79.9%)を下回っており、3.4FTAという高いフリースロー獲得数を得点に十分変換できていない点は、リムアタック型のスコアラーとしては痛手である。

プレーメイクは明確な弱点である。2.3AST (アシスト) は評価基準の「平均以下」帯に該当し、AST% (アシスト率) 14.8%も「平均」帯(15.0〜24.9%)にわずかに届かない。一方でTOV (ターンオーバー) は1.9本、TOV% (ターンオーバー率) 12.3%と、2023-24シーズンの9.6%(「平均以上」帯)から「平均」帯へ悪化した。AST/TO (アシスト・ターンオーバー比) は約1.2で「平均以下」帯であり、ボールを持って攻めれば攻めるほど失点リスクが増える構造は解消されていない。ドリブルが大振りで、やディグに対する読み・パスの出口の確保が遅い点が主因である。

守備でのイベント創出力も乏しい。0.6STL (スティール)・0.3BLK (ブロック) はいずれも評価基準の「平均以下」帯であり、身体能力に見合うだけのパスレーン読みやヘルプのタイミングには結びついていない。オフボールでの注意力低下、の距離感、スクリーンナビゲーションの雑さは指摘され続けている領域である。

稼働面のリスクも大きい。2025-26シーズンは右膝の骨挫傷で長期離脱し、出場は36試合止まり。出場時間も23.1分と2023-24シーズンの26.3分から減少しており、ウォリアーズ時代から続く起用法の不安定さと合わせて、成長曲線に一貫性を欠いてきた。契約面でも2026年6月にホークスが2026-27シーズンのチームオプション(2430万ドル)を行使せず無制限FA (フリーエージェント) となり、2026年8月時点で移籍先が未定という不透明さを抱える。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

Shot Creator (アイソレーション・スコアラー) およびSlashing Initiator (突破型スラッシャー) のタグ通り、直線的なドライブとフィジカルな完結力を核とするスコアラーである。2025-26シーズンはUSG% (使用率) 22.6%で12.2得点。この使用率は評価基準では「平均」帯(18.0〜23.9%)に位置し、第一オプションというより、ローテーション内で二番手〜三番手の得点源として一定量のポゼッションを託される水準にあたる。

ショットダイエットは9.4FGAのうち2.9本が3P、残り約6.5本が2Pという構成で、ここに3.4FTAが乗る。強みはあくまでリムに向かう一直線のアタックで、初速とストライドの長さでファーストステップの優位を作り、接触を受けても体勢を崩さずフィニッシュできる。ユーロステップやスピンでの角度作りも身につけてきた。一方で、セットされたハーフコート守備に対しては、ハンドリングの精度とチェンジオブペースが不足しており、行き場を失った状態からのタフショットやオフバランスのプルアップに逃げる場面が残る。

効率面では、FG% 46.3%は「平均」帯にとどまり、TS% 55.7%・eFG% 51.5%はいずれも「平均」帯を下回った。ORtg (オフェンシブ・レーティング) 112も評価基準の「平均」(114前後)にわずかに届かない。3P試投は2023-24シーズンの2.2本から2.9本へ増えたものの、成功率33.3%は「平均」帯に達しておらず、外周へシフトした分だけ全体効率を押し下げる構図になっている。キャッチ&シュートのメカニクス自体はリリースが安定してきているが、ディフェンスがアンダーで通す判断を覆すには至っていない。

プレーメイクはAST% 12.3%(2023-24シーズン)から14.8%(2025-26シーズン)へ伸び、ドライブからのでの経由点として使える幅は広がった。ただし2.3AST・AST/TO約1.2という数字が示す通り、まだ「自分の得点の副産物としてのパス」の域にあり、味方を意図的に組み立てるファシリテーターではない。FT% 72.4%というフリースローの精度も、獲得したファウルの価値を目減りさせている。

なお2023-24シーズン(ウォリアーズ時代)は11.6FGAで16.1得点、FG% 52.9%・TS% 60.3%と現在より明確に高い効率を記録しており、シュートセレクションがよりリム寄りに整理され、明確な役割の中で使われた場合には効率的な得点源として機能できる素地があること自体は、過去のシーズンで実証済みである。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

身体的な素材としては、201cm・102kgのサイズとウイングスパン、そして横の動きの速さを備え、スイッチ主体のスキームでSF〜PFの複数ポジションを担える。ポストで下位のフォワードを押し込まれても踏ん張れる強さがあり、トランジションでのチェイスダウンや、時に相手エースへ一時的に当てるカードとしては機能する。

インパクト指標は2025-26シーズンにおいてプラス側にある。ただしDRtgとNet Rtgはチーム全体の守備力を強く反映する文脈依存の指標であり、36試合というサンプルの小ささも含め、個人の守備力をそのまま示す数値としては割り引いて解釈すべきである。

非得点貢献で最も伸びたのはリバウンドである。DREB% 18.2%は「平均以上」帯に入り、2023-24シーズンの12.6%から大幅に改善。TRB% 11.8%、ORB% (オフェンシブ・リバウンド獲得率) 5.6%はいずれも「平均」帯だが、5.6リバウンドという実数はキャリアでも高い水準にある。ディフェンシブボードを確保した後に自分でプッシュできるため、守備からの速攻という形でチームにテンポをもたらす。

一方で、守備の「事象」を作る力は乏しい。0.6STL・0.3BLKはいずれも「平均以下」帯で、リムプロテクターでもなければ、パスレーンを刈り取るタイプのペリメーターディフェンダーでもない。課題として一貫して挙がるのは、オフボール時の視線とポジショニング、ヘルプからのリカバリーとの距離感、スクリーンナビゲーションの丁寧さといった規律面であり、素材の良さがポゼッション単位の安定した守備価値に変換しきれていない。集中が切れた際のバックドアやでの遅れは依然として失点に直結する。

加えて、2025-26シーズンは右膝の骨挫傷でオールスターブレークまで長期離脱しており、コンディションの波が守備の運動量にそのまま影響した。稼働の継続性そのものが、守備貢献を積み上げるうえでの前提条件になっている。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 36 試合先発 14 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

5 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26TOT23361423.14.4-9.446.31.0-2.933.32.5-3.472.41.44.35.62.30.60.31.91.512.2
GSW23201323.84.4-9.745.40.9-2.732.12.5-3.374.21.54.45.92.50.40.32.31.712.1
ATL2316122.14.3-9.147.61.1-3.334.62.5-3.670.21.34.15.32.10.90.31.31.412.3
2024-25GSW22471024.35.5-12.145.41.0-3.230.53.3-5.066.81.23.44.62.20.80.41.51.915.3
2023-24GSW21744626.36.2-11.652.90.7-2.232.13.0-4.074.61.23.64.82.20.70.51.62.316.1
2022-23GSW20671620.83.9-7.452.50.8-2.237.01.3-2.165.21.02.43.41.90.60.51.42.39.9
2021-22GSW19701216.93.4-6.651.30.7-2.133.61.9-2.768.40.82.63.30.90.40.31.12.19.3
通算529422.14.7-9.350.50.8-2.433.32.3-3.369.94.21.80.60.41.512.5
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ