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Jordan Miller

#22

Los Angeles Clippers/SF / SG

年齢
26歳
身長
196cm (6-5)
体重
88kg (194lbs)
ドラフト
2023 2巡目 48位
NBA経験
3年目
2026-27 年俸
$5,300,000
Standard Contract2024-2026FA予定: 2027

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

高い戦術理解度と献身性を武器に、限られた出場時間(平均22.1分)の中で確実にチームタスクを遂行するロールプレイヤー(平均10.0得点、3.0リバウンド)。ボールを停滞させず素早いパス回しと適切なポジショニングでオフェンスの流動性を維持し、攻守のバランスを安定させる堅実な働きを見せる。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

ボリュームと役割の面での制約が大きい。USG% (使用率) 17.7% は平均帯、リバウンド3.0本とアシスト2.3本はともに下位帯で、60試合すべてで先発 (GS60) しながら攻撃の意思決定にはほとんど関与していない。

外角の精度もまだ武器の域に達していない。3P% (3ポイント成功率) 34.5% は平均帯 (35.0-36.4%) に届かず、ディフェンスが距離を空ける選択を強制的に罰する水準ではない。

非得点面の数字も薄い。ブロック0.2本は下位帯、DRB% (守備リバウンド率) 9.7% も下位帯であり、196cmのウィングとしてディフェンスリバウンドの終結にほとんど寄与できていない。DRtg (ディフェンシブ・レーティング) 115.0 は平均前後、Net Rating (ネットレーティング) -0.4 も0前後にとどまり、彼のフロアタイムがチーム収支を押し上げているとは言えない。

累積価値も出場量に見合わない。加えて、この水準の稼働自体が26歳・3年目にして初めての経験であり、前季2024-25は37試合・11.4分の出場にとどまっていた。サンプルは実質1シーズン分しかなく、再現性の検証は済んでいない。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

攻撃面は「与えられた範囲でのフィニッシュ効率は極めて高いが、その範囲が極端に狭い」という構造で説明できる。TS% (トゥルー・シューティング成功率) 62.8% は評価基準のエリート帯 (62%以上) に達し、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 57.9% は上位帯 (54.5-57.9%)、FG% (フィールドゴール成功率) 53.1% も上位帯 (48-54.9%) にある。無理なショットを打たず、カットとトランジションでリム付近の高確率アテンプトに絞り込んだ結果であり、得点10.0点の平均帯を極めて安価なポゼッションコストで積み上げている。

その一方でボリュームは意図的に抑えられている。USG% (使用率) 17.7% は平均帯、アシスト2.3本も下位帯で、AST% (アシスト率) 15.7% は平均帯の下端にとどまる。

外角は改善途上にある。3P% (3ポイント成功率) 34.5% は平均帯 (35.0-36.4%) に届かないものの、前季2024-25の21.1%からは13ポイント以上の劇的な向上であり、FT% (フリースロー成功率) 77.7% の平均帯とあわせてタッチ自体は前進している。ボール保全も堅く、TOV% (ターンオーバー率) 9.3% は平均帯 (8.5〜11.5%)、ターンオーバー1.1本と、低負荷の役割の中でポゼッションを無駄にしていない。得点10.0点は前季の4.1点から倍以上に伸びており、11.4分から22.1分へとほぼ倍増した出場時間と歩調を合わせている。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備は「一線目で機能するが、ポゼッションの終結には寄与しない」という偏りを持つ。196cm・88kgのウィングサイズを活かしてボールへ圧力をかけ、パスコースに手を出すオンボール守備には一定の実効性がある。

一方でボックススコアが示す非得点面の貢献は薄い。ブロック0.2本は下位帯、DRB% (守備リバウンド率) 9.7% も下位帯 (9.9%以下) で、リバウンド3.0本、TRB% (総リバウンド率) 7.1% と合わせても、ディフェンスリバウンドを取り切ってポゼッションを終わらせる仕事にはほとんど加われていない。ヘルプからリムを守る枚数にもならない。

チーム全体への影響も中立圏にとどまる。DRtg (ディフェンシブ・レーティング) 115.0 は平均前後、Net Rating (ネットレーティング) -0.4 も0前後で、彼のフロアタイムが守備側でプラスの差を生んでいるとは言い難い。

ハッスル面では ORB% (オフェンスリバウンド率) 4.1% が平均帯 (2.5〜5.9%) に入り、カットからそのままオフェンスリバウンドに飛び込む動きは確認できる。総じて、クリッパーズのローテーションにおける彼の非得点貢献は「破綻を作らない」水準であり、守備で試合の流れを変える存在ではない。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 60 試合先発 1 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

3 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26LAC2660122.13.5-6.753.10.6-1.834.52.3-2.977.70.82.23.02.30.80.21.11.010.0
2024-25LAC2537011.41.6-3.643.30.2-1.021.10.8-0.980.00.60.91.60.90.50.10.70.74.1
2023-24LAC24803.50.6-1.155.60.1-0.350.00.3-0.3100.00.40.30.60.00.00.00.10.31.6
通算310516.92.6-5.250.40.4-1.430.01.6-2.081.12.31.60.60.10.97.3
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ