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Kevin Huerter

#27

Detroit Pistons/SG / SF

年齢
27歳
身長
198cm (6-6)
体重
86kg (190lbs)
ドラフト
2018 1巡目 19位
NBA経験
8年目
2026-27 年俸
$9,507,042
Standard Contract (詳細未確認)N/A (未確認)FA予定: 2027

現行ロースター在籍を確認済み。契約金額の個別検証は未実施のため保留。

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

最大の強みはボールを失わない安全性である。2025-26シーズンの TOV% (ターンオーバー率) 8.2% は評価基準の平均以上帯 (7.0〜8.4%) に入り、1試合あたりのターンオーバーも1.0本に抑えられている。USG% (使用率) 18.4% の平均帯の負荷を担いながらこの水準を保てるため、ボールが彼の手を経由してもポゼッションの期待値が下がらない。

守備面での貢献も明確なプラスだ。198cmのウィングサイズを活かし、守備で消耗しないローテーション要員として成立している。

累積価値でも評価できる。

シューターとしての実績もキャリアが裏付ける。2022-23シーズンのサクラメントでは15.2得点・3P% (3ポイント成功率) 40.2% とエリート帯 (40%以上) の外角を記録し、2021-22シーズンのアトランタでも38.9%を残している。デトロイト移籍後の25試合では FT% (フリースロー成功率) 93.3% とエリート帯 (88%以上) の数字を残しており、サンプルは小さいものの本来のタッチの質を示す材料となっている。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

3Pシュートを一定数放つものの、成功率(30.8%)に波があり、シュートタッチが冷えた試合でオフェンスの得点効率を落とす場面が散見される。より確実なオープンシチュエーションを選別するシュートセレクションの向上が課題である。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

2025-26シーズンの攻撃像は、「低リスクな潤滑油としては機能するが、シューターとしての売りが失われた」という二面性で説明できる。得点10.0点、FG% (フィールドゴール成功率) 45.1%、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 53.5%、USG% (使用率) 18.4%、AST% (アシスト率) 16.1% はいずれも平均帯に収まり、69試合フル先発の中で無難なボリュームを担った。

最大の問題は外角である。3P% (3ポイント成功率) 30.8% は評価基準の下位帯 (33%未満) に沈み、2022-23シーズンのキャリアハイである40.2%、および2021-22シーズンの38.9%と比べて約8ポイントの落差がある。この結果 TS% (トゥルー・シューティング成功率) 55.2% は平均帯 (57-58%) に届かず、FT% (フリースロー成功率) 77.5% も平均帯にとどまる。キャッチ&シュートの決定力で価値を作ってきた選手にとって、これは役割の根幹に関わる劣化である。

一方でボール保全は際立っている。TOV% (ターンオーバー率) 8.2% は平均以上帯 (7.0〜8.4%)、ターンオーバー1.0本という低さで、セカンダリーのハンドラーとしてスイングパスやドリブルを淡々と処理できる。

チーム別の内訳もこの傾向を裏づける。シカゴでの44試合は23.6分10.9得点・3P% 31.4%、デトロイトでの25試合は20.5分8.6得点・3P% 29.4% と、移籍後も外角の回復は見られなかった。ただしデトロイトでの25試合の FT% 93.3% は、シュートタッチそのものは失われていない可能性を残す小さな材料である。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備は2025-26シーズンにおける彼の評価を下支えした領域である。198cmのウィングサイズを活かしてスイッチ後のパスコースを塞ぎ、8年の経験に基づくローテーションの判断ミスが少ない。

リバウンドでは守備面に貢献が偏っている。DRB% (守備リバウンド率) 12.5% は平均帯 (10-17.9%) を確保し、リバウンド3.5本のほとんどをディフェンスサイドで稼いでポゼッションを終わらせている。ブロック0.5本も平均帯 (0.5-1.1) に入り、ヘルプで手を上げてシュートに干渉する程度の関与は維持できている。

一方で物理的な限界も明確だ。ORB% (オフェンスリバウンド率) 2.1% は下位帯、TRB% (総リバウンド率) 7.4% も平均帯 (6.0〜10.9%) に届かず、198cm・86kgという細身の体格上、オフェンスリバウンドでの競り合いやポストでの受けは担えない。スティール0.9本は平均帯で、ボールを能動的に奪って速攻に転じるタイプでもない。

総じて守備価値は「破綻を作らない」ことに立脚する。Net Rating (ネットレーティング) +2.3 という控えめな数字が示すとおり、彼はシステムの穴を埋める守備者であり、単独でマッチアップを消す守備者ではない。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 69 試合先発 14 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

8 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26TOT27691422.43.9-8.645.11.4-4.730.80.8-1.077.50.53.03.52.60.90.51.01.710.0
CHI27441123.64.2-9.245.51.6-5.131.40.9-1.373.20.53.33.82.60.80.61.11.910.9
DET2725320.53.4-7.744.31.2-4.129.40.6-0.693.30.42.42.82.51.10.30.91.28.6
2024-25TOT26693124.33.7-8.842.51.9-5.733.80.5-0.771.40.42.53.02.31.00.31.01.89.9
SAC26431520.93.0-7.241.31.4-4.830.20.5-0.771.40.42.32.81.70.80.40.91.67.9
CHI26261630.05.0-11.343.92.7-7.237.60.6-0.871.40.42.83.33.21.20.31.22.013.2
2023-24SAC25645924.43.9-8.844.31.9-5.336.10.6-0.776.60.62.93.52.60.70.40.82.110.2
2022-23SAC24757529.45.6-11.548.52.7-6.840.21.3-1.772.50.62.83.32.91.10.31.32.415.2
2021-22ATL23746029.64.7-10.345.42.2-5.638.90.6-0.780.80.43.03.42.70.70.41.22.512.1
2020-21ATL22694930.84.6-10.643.22.0-5.636.30.7-0.978.10.62.83.33.51.20.31.12.411.9
2019-20ATL21564831.44.5-10.941.32.3-6.038.00.9-1.182.80.63.44.13.80.90.51.62.512.2
2018-19ATL20755927.33.7-8.841.91.8-4.738.50.5-0.773.20.82.53.32.90.90.31.52.19.7
通算855127.44.3-9.844.32.0-5.536.50.7-0.978.53.42.90.90.41.211.4
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ