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Kevin Porter Jr.

#7

Milwaukee Bucks/PG / SG

年齢
26歳
身長
196cm (6-5)
体重
92kg (203lbs)
ドラフト
2019 1巡目 30位
NBA経験
7年目
2026-27 年俸
$5,390,700
Standard Contract2024-2027FA予定: 2027

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

平均7.4アシスト(上位帯)・AST% 33.6%(アシスト率/エリート帯)を記録する、正真正銘のPrimary Initiator (司令塔・第一起点)。196cmという上背をガードとして備えるため、ピック&ロールでスクリーンを使った直後にヘルプの頭越しでロールマンやのコーナーを見通すことができ、パスの射程が広い。これだけボールを保持しながらTOV% 11.3%(平均帯)、アシスト/ターンオーバー比2.55(上位帯)とボールセキュリティを保っている点は、ハンドラーとしての判断が成熟してきたことの証左である。FT成功率87.8%は上位帯の上限に位置しエリート基準(88%)目前の水準で、接触を求めてリムへ突っ込むSlashing Initiator (突破型スラッシャー) にとって理想的なタッチと言える。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

最大の弱点は3P成功率32.2%で、これは明確に下位帯(33%未満)に沈む数字である。しかも試投は1試合3.8本と控えめで、外角の脅威が乏しいためやスクリーンの下を潜る守り方を許し、ピック&ロールの起点としての圧力を自ら削いでいる。この外角不振がショット全体を圧迫し、eFG% 51.0%は平均帯(53.5〜54.4%)を明確に下回り、TS% 56.7%も平均帯(54.0〜60.9%)にわずかに届かない。FG% 46.5%は平均帯だが、リムアタック主体のスラッシャーとしては物足りず、ORtg 111もリーグ平均(114前後)を下回る。オンコートのNetRtg −4.7は下位帯(−4未満)、DRtg 116はリーグ平均(114前後)より悪い側にあり、個人でスティールを稼ぐ一方でチーム守備の失点抑制には結びついていない。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

オフェンスはピック&ロールのメインハンドラーとして完全にボールを預けられる設計で、USG% 23.6%(上位帯の上限)を握りながら1試合13.5本の試投で6.3本を沈め、17.4得点・7.4アシストを両立する。196cmのサイズを使ってスクリーン直後に相手ビッグの上を通すポケットパスとロブ、逆サイドへのスキップを織り交ぜ、AST% 33.6%(エリート帯)という高い関与率を実現している。得点面ではSlashing Initiator (突破型スラッシャー) らしく左のドライブからリムへ突き刺すルートが主軸で、1試合4.1本のフリースローを獲得し87.8%(上位帯)で確実に換金する。一方でハーフコート終盤に効く飛び道具は乏しく、3Pは1試合3.8本の試投で成功率32.2%(下位帯)にとどまり、eFG% 51.0%・TS% 56.7%はともに平均帯を下回る。相手がスクリーンの下を潜って守ってくる展開ではプルアップで罰する手段がなく、ドライブレーンが混雑してターンオーバーのリスクが上がる。TOV% 11.3%とアシスト/ターンオーバー比2.55(いずれも平均帯)で崩壊は避けているものの、ORtg 111がリーグ平均(114前後)を下回る事実が、この起点役割が高効率とまでは言えない現状を示している。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備は数字と実態の落差が大きい領域である。リバウンドも平均5.2本、DRB% 12.3%とガードとしては高い水準の関与を見せ、確保後そのまま自ら運んで速攻を開始できる点は実質的な攻撃の初動を兼ねている。しかし個人守備そのものが強固かと言えばそうではなく、DRtg 116はリーグ平均(114前後)より悪い側に振れ、オンコートのNetRtg −4.7(下位帯)と合わせてチーム失点の抑制には至っていない。ブロック0.5本は平均帯の下端で、リムでの最終ラインとしての抑止力はほぼ持たない。スティールを狙って手を出しに行くギャンブル志向はローテーションのズレやバックドアでの失点と表裏一体であり、オフボールでのポジショニング維持と、スイッチで大型選手に晒された際のコンタクト耐性が改善課題として残る。ORB% 2.7%(平均帯)とオフェンスリバウンドへの参加も限定的で、ミスショット後は速やかに帰陣する分担になっている。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 38 試合先発 36 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

6 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26MIL26383633.26.3-13.546.51.2-3.832.23.6-4.187.80.94.35.27.42.20.52.92.317.4
2024-25TOT2575419.83.9-8.744.90.7-2.431.11.7-2.376.90.63.13.73.41.10.21.81.610.3
LAC2545219.63.8-9.042.30.6-2.424.51.1-1.764.50.62.93.63.21.00.21.91.69.3
MIL2530219.94.0-8.249.41.0-2.440.82.7-3.187.10.43.53.93.71.30.11.71.611.7
2022-23HOU23595934.36.6-15.044.22.4-6.536.63.5-4.578.41.34.05.35.71.40.33.22.619.2
2021-22HOU22616131.35.5-13.241.52.5-6.837.52.0-3.264.20.73.74.46.21.10.43.12.615.6
2020-21HOU21262332.26.0-14.142.51.9-6.231.12.7-3.673.40.83.03.86.30.70.33.52.316.6
2019-20CLE2050323.23.7-8.444.21.1-3.233.51.5-2.072.30.42.83.22.20.90.31.92.710.0
通算630928.15.2-11.843.91.6-4.734.42.4-3.275.14.34.91.20.32.614.4
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ