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Kyle Anderson

#12

Toronto Raptors/SF

年齢
32歳
身長
203cm (6-8)
体重
104kg (230lbs)
ドラフト
2014 1巡目 30位
NBA経験
12年目
2026-27 年俸
$3,876,529
Standard Contract (詳細未確認)N/A (未確認)FA予定: 2027

現行ロースター在籍を確認済み。契約金額の個別検証は未実施のため保留。

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

FG%53.0%とターンオーバー率9.8%はいずれもフォワードとしては平均を上回る帯に入り、32歳になっても崩れないシュート効率とボールセキュリティを示している。アシスト率20.4%は平均帯の上位に位置し、キャリアを通じて評価されてきた「パッシング・フォワード」としての資質を体現する、203cm級ビッグマンとしては際立つ数字である。今季はユタ、メンフィス、ミネソタと複数チームを渡り歩きながらも、コネクター役としての機能性は一貫して発揮している。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

2025-26シーズンは所属が三度変わる不安定な一年となり、ユタで20試合、メンフィスで4試合、ミネソタで19試合の計43試合・19.8分にとどまった。32歳・12年目という年齢とこの流浪の経歴自体が、現時点での市場評価を端的に物語っている。

ボリュームは軒並み下位帯である。6.2得点、3.5リバウンドはいずれも下位帯、USG% (ユーセージ率、attempt消費の割合) 13.1%も下位帯で、オフェンスの主体になる役割は完全に失われた。FT% (フリースロー成功率) 70.6%はリーグ平均帯(75〜79.9%)に届かず、ラインで加点できない。

チームへの影響という点でも厳しい数字が並ぶ。ORtg (オフェンシブ・レーティング) 107は下位帯(110未満)、Net Rating (ネットレーティング) -4.2も下位帯であり、彼が起用される時間帯の収支は明確なマイナスである。全盛期の2022-23シーズンにミネソタで記録した9.4得点・4.9アシスト・3P% 41.0%という水準からの後退幅は大きく、特に当時のプレーメイク量を取り戻せていない点が現在の限界を規定している。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

オフェンスは「無理をしない範囲での高精度と、極端に低いボリューム」という典型的なベテラン・コネクター型のプロファイルである。FG% (フィールドゴール成功率) 53.0%は上位帯(48〜54.9%)に達し、無駄な試投を排したショットセレクションが数字に表れている。3P% (3ポイント成功率) 36.4%はリーグ平均帯(35〜36.4%)の上端で、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 57.3%とeFG% (実効フィールドゴール成功率) 54.0%はともに平均帯。効率面で足を引っ張らない水準は維持している。

配球の質も健在で、AST% (アシスト率) 20.4%はリーグ上位帯、2.9アシストも平均帯にあり、TOV% (ターンオーバー率) 9.8%は平均帯(8.5〜11.5%)である。1試合0.9個というターンオーバーの少なさは、独特の緩急でディフェンスを外し、確実にパスを通すという彼のスタイルをそのまま反映している。

一方でボリュームは完全に消失している。USG% (ユーセージ率、attempt消費の割合) 13.1%は下位帯、6.2得点も下位帯で、彼を経由してオフェンスが加速する場面はほぼない。FT% (フリースロー成功率) 70.6%はリーグ平均帯に届かず、接触を作って点を稼ぐ手段も持たない。ORtg (オフェンシブ・レーティング) 107は下位帯であり、個人の効率が高くともチーム攻撃の底上げには結びついていない。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備面ではポジション不問の汎用性が数字にも表れている。203cm・104kgでガードからビッグまでスイッチできるサイズを持ち、STL (スティール) 1.0本とBLK (ブロック) 0.6本はともにリーグ上位帯だが、19.8分という限られた出場時間で両方を確保している点は多面的な守備関与を示している。

リバウンドとハッスルは堅実な平均水準である。TRB% (トータル・リバウンド率) 8.4%、DRB% (ディフェンシブ・リバウンド率) 12.1%、ORB% (オフェンシブ・リバウンド率) 4.7%はいずれも平均帯で、3.5リバウンド(下位帯)は出場時間相応の数字といえる。

ただしチーム全体の収支は伴っていない。Net Rating (ネットレーティング) -4.2は下位帯であり、彼の個人守備指標が良好であっても、出場時間帯のチームは押し込まれている。加えて2025-26シーズンは3チームを渡り歩いた43試合という限定的な標本であり、守備システムへの適応期間が細切れになったことがこれらの数字の解釈を難しくしている点も付記しておく必要がある。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 43 試合先発 5 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

12 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26TOT3243519.82.5-4.753.00.1-0.336.41.1-1.670.61.02.53.52.91.00.60.92.26.2
UTA3220020.12.9-5.552.30.2-0.360.01.3-1.965.81.02.43.33.11.20.50.92.37.1
MEM324322.33.8-4.878.90.3-0.3100.01.5-2.075.00.82.83.50.81.51.01.83.09.3
MIN3219219.11.8-3.947.30.0-0.30.00.9-1.277.31.12.63.73.30.80.60.82.04.6
2024-25TOT3161416.42.3-5.046.90.4-1.135.70.8-1.173.80.92.53.42.40.70.50.61.35.9
GSW3136315.02.1-4.745.00.5-1.436.50.5-0.866.70.82.33.12.30.70.60.61.15.3
MIA3125118.42.6-5.449.30.2-0.733.31.2-1.578.91.02.83.82.60.60.50.71.66.7
2023-24MIN30791022.62.5-5.546.00.1-0.622.91.2-1.770.80.82.73.54.20.90.61.21.66.4
2022-23MIN29694628.43.7-7.250.90.6-1.541.01.4-2.073.51.04.45.34.91.10.91.52.19.4
2021-22MEM28691121.53.0-6.844.60.5-1.633.01.0-1.563.81.04.35.32.71.10.71.01.67.6
2020-21MEM27696927.34.5-9.546.81.4-3.836.02.1-2.778.30.85.05.73.61.20.81.21.712.4
2019-20MEM26672819.92.3-4.947.40.4-1.328.20.8-1.266.70.93.44.32.40.80.61.01.75.8
2018-19MEM25434029.83.5-6.454.30.2-0.826.50.9-1.557.81.14.75.83.01.30.91.32.68.0
2017-18SAS24746726.73.1-5.952.70.3-0.833.31.4-2.071.21.14.25.42.71.60.81.31.57.9
2016-17SAS23721414.21.3-2.944.50.2-0.637.50.6-0.878.90.52.42.91.30.70.40.50.93.4
2015-16SAS22781116.01.8-3.846.80.2-0.532.40.8-1.174.70.32.83.11.60.80.40.81.24.5
2014-15SAS2133810.80.9-2.734.80.1-0.327.30.3-0.464.30.22.02.20.80.50.20.30.82.2
通算1275721.42.7-5.548.00.4-1.234.21.1-1.570.84.32.81.00.61.06.8
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ