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Kyrie Irving

#11

Dallas Mavericks/PG / SG

年齢
34歳
身長
188cm (6-2)
体重
88kg (195lbs)
ドラフト
2011 1巡目 1位
NBA経験
15年目
2026-27 年俸
$39,491,282
出身
デューク大学
Veteran Contract2025-2028FA予定: 2028

2025年オフにダラスと3年契約を再締結(最終年はプレーヤーオプション)

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

Kyrie Irvingの評価基盤は、当データベースに収録された直近実績である2023-24シーズンの数値にある。同シーズンは平均35.0分(エリート帯)で25.6得点(上位帯)を挙げ、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 60.7%・eFG% (実効フィールドゴール成功率) 57.4%といずれも上位帯の効率を両立させた。FG% 49.7%(上位帯)、3P% 41.1%(エリート帯、7.3本試投で3.0本成功)、FT% 90.5%(エリート帯)と全レンジで着弾精度が高く、極端に低い重心のハンドリング、ヘジテーションからのクロスオーバー、両手を使い分けるスクープ/リバースのフィニッシュによって、密集したペイント内でも自ら角度を作り出せる点が最大の武器である。USG% (ユーセージ率) 27.4%(エリート帯)という重い負荷を背負いながらTOV% (ターンオーバー率) 6.6%(エリート帯)、AST/TO (アシスト・ターンオーバー比) 2.9(上位帯)とボール保持のロスが極小で、Shot Creator (アイソレーション・スコアラー) として孤立局面を任せても攻撃効率が崩れない。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

最大の懸念は稼働率であり、2023-24シーズンの出場は58試合にとどまり、シーズンの4分の1以上を欠場している。34歳という年齢を踏まえると、この出場数は今後の負荷管理上の制約として残り続ける。役割名に反して配球の絶対量は控えめで、同シーズンのAST% (アシスト率) 22.5%・平均5.2アシストはいずれも上位帯であり、Primary Initiator (司令塔・第一起点) としては純粋な組み立て役よりスコアラー寄りの分布に偏っている。得点量に対してフリースロー試投は平均3.6本と少なく、フィールドゴール19.5本試投という負荷の割に、ファウルを引き出して無償点を積み上げる回路が細い。守備面では188cm・88kgという体格が構造的な弱点で、サイズで上回るウイングにスイッチ後のポストアップやショットオーバーで狙われやすい。ボード面でもORB% (オフェンスリバウンド率) 2.1%は下位帯、TRB% (総リバウンド率) 6.9%も平均帯(6.0〜10.9%)に該当し、セカンドチャンス局面での物理的な貢献は限定的である。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

2023-24シーズンの攻撃像は、USG% (ユーセージ率) 27.4%(エリート帯)を背負うオンボール型スコアラーである。1試合19.5本のフィールドゴール試投のうち7.3本が3Pで、これを41.1%(エリート帯)で沈める一方、残りの大半はピック&ロールとアイソレーションから生まれるミッドレンジのプルアップ、およびペイント内の/スクープであり、FG% 49.7%(上位帯)はこの高難度ショット比率を考えれば異例の水準にある。スクリーン使用時にリジェクト、スネーク、を同一の姿勢から派生させられるため、ドロップもスイッチも単一の対策では止め切れない。結果としてORtg (オフェンシブ・レーティング) 119(エリート帯)、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 57.4%(上位帯)、TS% (トゥルー・シューティング成功率) 60.7%(上位帯)と、量と効率が高い次元で両立している。一方でクリエイト面はAST% (アシスト率) 22.5%・平均5.2アシスト(いずれも上位帯)にとどまり、味方を直接得点へ結び付けるパス量は一次ハンドラーの最上位層には届かない。加えてフリースロー試投3.6本と、リムアタックの多さに対してラインからの加点が薄く、TOV% (ターンオーバー率) 6.6%(エリート帯)が示す低リスクな組み立てと引き換えに、強引にファウルを買う選択は乏しい。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備・非得点面は両論併記が必要である。リバウンドも平均5.0本(平均帯)、DRB% (ディフェンスリバウンド率) 11.6%(平均帯)とガードとしては高水準で、守備リバウンドを自ら確保してそのままトランジションへ転じる回路を持つ。他方で188cm・88kgという体格は隠しようがなく、スイッチ後にサイズで勝るウイングやビッグへとして預けられると、ポストやターンアラウンドで沈められやすい。ブロックは平均0.5本(平均帯の下端)にとどまりリムの最終防波堤にはならず、ORB% (オフェンスリバウンド率) 2.1%(下位帯)が示す通り二次攻撃への参加もほとんどない。総じて「穴ではないが、相手の狩りの第一標的になりうるサイズ上の制約を抱えた守備者」という位置づけになる。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2023-24

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 58 試合先発 58 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

14 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2024-25DAL33505036.18.9-18.947.32.9-7.240.13.9-4.391.61.23.64.84.61.30.52.22.024.7
2023-24DAL32585835.09.7-19.549.73.0-7.341.13.3-3.690.50.84.25.05.21.30.51.81.925.6
2022-23TOT31606037.49.9-20.149.43.1-8.337.94.1-4.690.51.04.15.15.51.10.82.12.827.1
DAL31202038.29.8-19.251.02.9-7.439.24.5-4.794.71.14.05.06.01.30.61.92.827.0
BKN31404037.010.0-20.548.63.3-8.737.44.0-4.588.31.04.25.15.31.00.82.32.727.1
2021-22BKN30292937.710.0-21.246.93.4-8.241.84.1-4.491.50.63.84.45.81.40.62.52.827.4
2020-21BKN29545434.910.2-20.150.62.8-7.040.23.7-4.092.21.03.84.86.01.40.72.42.626.9
2019-20BKN28202032.910.0-20.847.82.8-7.139.44.7-5.192.21.14.15.26.41.40.52.62.727.4
2018-19BOS27676733.09.0-18.548.72.6-6.540.13.2-3.787.31.13.95.06.91.50.52.62.523.8
2017-18BOS26606032.28.9-18.149.12.8-6.840.83.9-4.488.90.63.23.85.11.10.32.32.024.4
2016-17CLE25727235.19.3-19.747.32.5-6.140.14.1-4.690.50.72.53.25.81.20.32.52.225.2
2015-16CLE24535331.57.4-16.644.81.6-4.932.13.2-3.688.50.82.13.04.71.10.32.32.019.6
2014-15CLE23757536.47.7-16.546.82.1-5.041.54.2-4.986.30.72.43.25.21.50.32.51.921.7
2013-14CLE22717135.27.5-17.443.01.7-4.835.84.1-4.886.10.72.93.66.11.50.32.72.320.8
2012-13CLE21595934.78.2-18.145.21.8-4.739.14.2-4.985.50.63.13.75.91.50.43.22.522.5
2011-12CLE20515130.56.9-14.646.91.4-3.639.93.4-3.887.20.92.93.75.41.10.43.12.218.5
通算1477934.58.7-18.447.42.4-6.139.43.8-4.388.64.15.61.30.42.523.7
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ