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Lauri Markkanen

#23

Utah Jazz/PF / C

年齢
29歳
身長
216cm (7-1)
体重
109kg (240lbs)
ドラフト
2017 1巡目 7位
NBA経験
9年目
2026-27 年俸
$46,113,154
Contract Extension2024-2029FA予定: 2029

2024年8月にユタと再交渉+延長契約に合意。2028-29シーズンまで契約下(2025-26年俸 $46,394,100)。

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

2025-26シーズンのLauri Markkanenは、7フィート級のサイズを持ちながら平均26.7得点(上位水準)をTS% (トゥルー・シューティング成功率) 60.8%・eFG% (実効フィールドゴール成功率) 54.8%といういずれも平均を上回る効率で積み上げた、稀少なスコアリング・ビッグである。最大の武器は高いリリースポイントから放たれる・ジャンパーで、ビッグマンとしては極めて多い平均7.7本の3PA (3P試投数) が相手センターをペイントから引き剥がし、味方のドライブレーンを常時こじ開ける。フリースローはFT成功率89.6%とエリート水準(88%以上)にあり、平均6.4本のFTA (フリースロー試投数) から5.7本を沈めるため、ミスマッチを突いたポストアップやトレイル(速攻遅れの走り込み)でのファウルドローがそのまま得点へ直結する。USG% (使用率) 26.9%と主軸級の負荷を負いながらTOV% (ターンオーバー率) 5.9%はエリート水準、平均ターンオーバーはわずか1.5本で、ボールを失わないままフィニッシュまで完結できる点は第一得点源として極めて価値が高い。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

最大の課題は稼働率であり、2025-26シーズンの出場は42試合にとどまってシーズンの過半をチームに供給できていない。プレー内容の面では平均2.1アシスト(下位水準)、AST% (アシスト率) 10.1%と平均域(9.0〜19.9%)に該当し、ダブルチームやショー(強めのヘルプ)で囲まれた際にボールを捌いて崩し直す機能をほぼ持たない完結型のスコアラーである。7フィート級の体格に対してリバウンドの数値も伸びず、TRB% (トータルリバウンド率) 9.4%・DRB% (ディフェンスリバウンド率) 13.4%・平均6.9リバウンドはいずれも平均域にとどまり、ビッグマンに期待される水準には届いていない。平均0.5ブロックは下位と平均の境界で、リムプロテクション(ゴール下の抑止力)はほぼ提供できず、5番起用時にはヘルプ側の整備が前提となる。効率面でもTS%とeFG%の乖離が示す通り、得点効率の相当部分を平均6.4本のFTA (フリースロー試投数) に依存しており、3P成功率35.5%は平均域にとどまってスペーサーとしての破壊力は評判ほどではない。加えて自身のORtg (オフェンシブ・レーティング) 114は平均前後、DRtg (ディフェンシブ・レーティング) 115は平均水準(114前後)よりやや悪く、NetRtg (ネット・レーティング) も−1.5と、平均26.7得点という看板に対してチーム収支への還元は限定的である。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

攻撃はMarkkanenを軸に組まれ、USG% (使用率) 26.9%・平均19.2本のFGA (フィールドゴール試投数) を消化する第一オプションとして機能している。ショット構成は現代的で、平均7.7本の3PA (3P試投数) をピック&ポップ、ディレイド・トレイル(速攻遅れの走り込み)、から放ち、7フィート級の高いリリースでコンテストを無効化する。成功率35.5%は平均域だが、試投量そのものが相手ビッグをペイントの外へ連れ出す構造的な価値を生んでいる。ここにからのワンドリブル・プルアップ、ミスマッチを突いたポストアップ、カットからのフィニッシュを織り交ぜ、FG成功率47.7%(平均域)とTS% (トゥルー・シューティング成功率) 60.8%(平均を上回る水準)を両立させる。ただしTS%の押し上げにはFT成功率89.6%(エリート水準)×平均6.4本のFTAの寄与が大きく、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 54.8%との差がその構造を示している。一方でAST% (アシスト率) 10.1%・平均2.1アシストとボールを再分配する機能はほとんどなく、攻撃はMarkkanen自身のフィニッシュで完結する設計である。TOV% (ターンオーバー率) 5.9%(エリート水準)・平均1.5ターンオーバーとロスの少なさは徹底されているものの、自身のORtg (オフェンシブ・レーティング) は114と平均前後にとどまり、平均19.2本の試投を要して26.7得点という工数の重さが反映されている。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

リバウンドでもDRB% (ディフェンスリバウンド率) 13.4%・ORB% (オフェンスリバウンド率) 5.4%といずれも平均域の数値を残し、両サイドのガラスに一定の関与を見せる。一方でリムプロテクション(ゴール下の抑止力)は平均0.5ブロックとほぼ機能せず、ドロップ(下がって守る)で構えてもペイント内のフィニッシュを止め切れない。横方向のスライドはビッグとしては悪くないが、スイッチ後にガードと正対した際は減速と方向転換で振り切られる場面が残り、自身のDRtg (ディフェンシブ・レーティング) 115は平均水準(114前後)よりやや悪い数値にとどまる。センターで長時間を任せるにはヘルプローテーションを含む組織的な補完が不可欠で、守備は攻撃ほどの付加価値を生めていない。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 42 試合先発 42 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

9 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26UTA29424234.49.1-19.247.72.7-7.735.55.7-6.489.62.04.96.92.11.00.51.51.826.7
2024-25UTA28474731.46.3-14.942.32.9-8.534.63.4-3.987.61.54.45.91.50.70.41.41.719.0
2023-24UTA27555533.17.8-16.248.03.2-8.039.94.5-5.089.92.25.98.22.00.90.51.41.823.2
2022-23UTA26666634.48.7-17.349.93.0-7.739.15.3-6.087.52.06.78.61.90.60.61.92.125.6
2021-22CLE25616130.85.1-11.544.52.2-6.235.82.3-2.686.81.04.75.71.30.70.50.92.114.8
2020-21CHI24512625.84.9-10.248.02.3-5.840.21.5-1.882.60.74.65.30.90.50.31.01.513.6
2019-20CHI23505029.85.0-11.842.52.2-6.334.42.5-3.182.41.25.16.31.50.80.51.61.914.7
2018-19CHI22525132.36.6-15.343.02.3-6.436.13.3-3.887.21.47.69.01.40.70.61.62.318.7
2017-18CHI21686829.75.5-12.743.42.1-5.936.22.1-2.484.31.26.37.51.20.60.61.21.515.2
通算949231.36.5-14.245.82.5-6.936.83.4-3.887.57.11.50.70.51.418.9
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ