Baseline
選手一覧に戻る

Nikola Jokić

#15

“The Joker”

Denver Nuggets/C

年齢
31歳
身長
211cm (6-11)
体重
129kg (284lbs)
ドラフト
2014 2巡目 41位
NBA経験
11年目
2026-27 年俸
$59,033,114
出身
メガ・バスケット(セルビア)
Supermax Extension2023-2028FA予定: 2028年

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

PPG (平均得点) 27.7点・RPG (平均リバウンド) 12.9本・APG (平均アシスト) 10.7本というトリプルダブル水準を、AST% (アシスト率) 45.8%という異次元の配球関与率とともに成立させている点が最大の資産である。センターでありながらチームの味方得点のほぼ半分に関与しており、これはガードを含めてもリーグ最高峰の数値である。得点面ではTS% (トゥルー・シューティング成功率) 67.0%がエリート基準 (64.0%以上) を大きく超え、USG% (使用率) 28.9%というエース級の負荷と両立している点が際立つ。とからの視野の広さ、片足で跳ね上げる独特のフェイドアウェイ、ソフトタッチのフックとと得点手段が多層で、爆発的な運動能力に依存しない設計であるため、コンディションや対面の跳躍力に成績が左右されにくい。DRB% (ディフェンシブ・リバウンド率) 27.0%・TRB% (総リバウンド率) 18.5%もエリート帯にあり、ポゼッションの終わらせ方まで含めて自己完結している。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

リムプロテクションは明確な弱点である。BLK (ブロック) 0.8本はセンターとしては上位帯 (0.6〜0.9本) の範囲に入るものの、身長211cmという体格から期待される水準ではなく、これは今季限定の傾向ではない。キャリアを通じて0.6〜0.9本のレンジで安定しており、本質的にショットを空中ではね返すタイプの守備者ではない。DRtg (ディフェンシブ・レーティング) 115は平均帯 (111〜116) の下端に位置し、ORtg 126のエリート水準とは対照的である。横の機動力にも限界があり、スイッチでペリメーターに引き出された際やからのプルアップに対しては構造的に脆い。加えてTOV (ターンオーバー) 3.7本という実数はリーグでも多い部類で、高難度パスへの志向がそのまま被速攻のリスクとして表れる。31歳でMPG (平均出場時間) 34.8分という重い負荷を継続的に負っている点も、シーズン終盤に向けた消耗リスクとして残る。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

オフェンスの設計思想そのものが「ヨキッチにボールを集めてそこから分岐させる」ハブ型である。とでボールを受けた瞬間にコート全体が視野に入り、への通し、へのスキップ、からの再展開を高速で選び分ける。AST% 45.8%という数値は、彼が単なる得点者ではなくオフェンスの分配装置そのものであることを示す。自ら仕留める局面でもFG% (フィールドゴール成功率) 56.9%はエリート基準 (55.0%以上)、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 61.8%も上位帯に達し、3P% (3ポイント成功率) 38.0%は上位帯 (36.5〜39.9%) でスペーシングも提供できる。FTA (フリースロー試投数) 7.4本の獲得力も含め、ペイント内外いずれからも高効率で完結できる。結果としてORtg (オフェンシブ・レーティング) 126はリーグ最高クラスであり、NetRtg (ネット・レーティング) +10.8はエリート基準 (+8.0以上) を明確に上回る。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備の貢献はリバウンドに集約される。DRB% 27.0%はエリート基準 (20.0%以上) を大きく上回り、跳躍力ではなく相手の弾道読みとボックスアウトの位置取りでボールを回収する。ORB% (オフェンシブ・リバウンド率) 8.9%も上位帯にあり、セカンドチャンスの創出でもポゼッションを積み増している。このリバウンド支配力は一過性ではなく、2021-22シーズン以降5年連続でRPG 11.8本以上を記録し、31歳の今季も12.9本を維持している。STL (スティール) 1.4本もエリート基準 (1.3本以上) に達し、ポストでのディグやパスレーンの読みでボールに触れる頻度は高い。一方でBLK 0.8本とDRtg 115が示す通り、リムでの威圧感やオンボールでの単独ストップは期待できず、守備におけるチーム全体の設計は彼をカバーする前提で組む必要がある。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 65 試合先発 65 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

全 11 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26DEN31656534.89.9-17.456.91.7-4.538.06.1-7.483.13.09.912.910.71.40.83.72.727.7
2024-25DEN30707036.711.2-19.557.62.0-4.741.75.2-6.480.02.99.912.710.21.80.63.32.329.6
2023-24DEN29797934.610.4-17.958.31.1-2.935.94.5-5.581.72.89.512.49.01.40.93.02.526.4
2022-23DEN28696933.79.4-14.863.20.8-2.238.34.9-6.082.22.49.411.89.81.30.73.62.524.5
2021-22DEN27747433.510.3-17.758.31.3-3.933.75.1-6.381.02.811.013.87.91.50.93.82.627.1
2020-21DEN26727234.610.2-18.056.61.3-3.338.84.8-5.586.82.88.010.88.31.30.73.12.726.4
2019-20DEN25737332.07.7-14.752.81.1-3.531.43.4-4.181.72.37.59.77.01.20.63.13.019.9
2018-19DEN24808031.37.7-15.151.11.0-3.430.73.6-4.482.12.98.010.87.31.40.73.12.920.1
2017-18DEN23757332.66.7-13.549.91.5-3.739.63.5-4.285.02.68.110.76.11.20.82.82.818.5
2016-17DEN22735927.96.8-11.757.80.6-1.932.42.6-3.182.52.96.99.84.90.80.82.32.916.7
2015-16DEN21805521.73.8-7.551.20.4-1.133.31.9-2.481.12.34.77.02.41.00.61.32.610.0
通算11季810—32.08.5-15.256.01.1-3.236.44.1-5.082.4——11.17.51.30.73.0—22.2
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ