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Paolo Banchero

#5

Orlando Magic/PF / SF

年齢
23歳
身長
208cm (6-10)
体重
113kg (250lbs)
ドラフト
2022 1巡目 1位
NBA経験
4年目
2026-27 年俸
$41,240,250
Rookie Scale (1位指名)2022-2026FA予定: 2027

2022年ドラフト全体1位指名に伴うRookie Scale Contract (ルーキースケール契約) の最終年(年俸$15,334,769)。2026年オフに制限付きフリーエージェント(RFA)となる。

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

208cm・113kgという規格外のサイズとフォワードとしてのボールハンドリングを併せ持ち、2025-26シーズンは72試合すべてに先発してMPG 34.7分のエリート帯(32.0分以上)を担った。PPG 22.2点・USG% (Usage Percentage / 使用率) 27.4%はともにエリート帯で、ハーフコート攻撃の第一オプションとして完全に機能している。からの一歩目の踏み込みと左肩を差し込むバンプでリムまで到達する能力が高く、FTA 8.2本/FTM 6.3本という大量のファウルドローを毎試合生み出す点が、スコアラーとしての最大の再現性である。ガラス面での伸長も顕著で、RPG 8.4本はエリート帯(7.0本以上)、DRB% (Defensive Rebound Percentage / 守備リバウンド獲得率) 20.4%も上位帯(18-24.9%)に達し、TRB% (Total Rebound Percentage / 総リバウンド獲得率) 11.9%は平均帯の上限に位置する。Post Hub (パッシングビッグ) としてはAPG 5.2本・AST% (Assist Percentage / アシスト関与率) 23.5%を確保しながら、TOV% (Turnover Percentage / ターンオーバー率) 11.0%を上位帯(7〜8.4%)に抑えており、ダブルチームを常に浴びる高使用率クリエイターとしてはミス発生率が低い。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

最大の構造的欠陥は外角シュートの精度である。3P% 30.5%は下位帯(33%未満)で、3PA 3.8本という試投数と併せても相手守備がクローズアウトを省略しペイントを埋める配置を選べる水準にあり、自身がボールを持たない局面でスペーシングを提供できない。総合効率もボリュームに見合っておらず、eFG% (Effective Field Goal Percentage / 実効フィールドゴール成功率) 49.6%は下位帯(51%未満)、TS% (True Shooting Percentage / 真のシュート効率) 56.6%も平均帯(57-58%)に届かない。FG% 45.9%は平均帯(45-47.9%)の下限にとどまり、208cmのサイズとリム到達力を前提とすれば物足りない数字である。クリエイターとしてはAPG 5.2本に対しTOV 3.1本、AST/TO比は約1.7で平均帯(1.8-2.4)を下回る。守備のイベント生成能力も乏しく、STL 0.7本は平均帯(0.6〜0.9本)、BLK 0.6本は上位帯(0.6〜0.9本)の下限で、相手の攻撃を能動的に断ち切る手段を持たない。結果としてORtg 114・DRtg 114はいずれもリーグ平均の114前後にとどまり、NetRtg -0.2と在籍時の点差寄与は実質ゼロである。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

ハーフコートではからのを起点に、緩急とスピンムーブで一歩目の優位を作りリムへ向かう設計が中心である。FGA 16.0本のうち3PA 3.8本と外角の比重が小さく、ミッドレンジとペイント内を主戦場とするインテリア寄りのショットダイエットになっている。効率の内訳を見るとTS% 56.6%とeFG% 49.6%の間に約7ポイントの乖離があり、これはFTA 8.2本・FT% 77.5%(平均帯 75-79.9%)というフリースローによる上乗せがほぼすべてを説明する。逆に言えばFG% 45.9%(平均帯の下限)・eFG% 49.6%(下位帯)というフィールドゴール単体の生産性は、USG% 27.4%というエリート帯の使用率に対して見合っていない。3P% 30.5%(下位帯)はスペーシングの提供者として機能せず、オフボール時にヘルプディフェンダーを外へ引き出せないため、自身のドライブレーンをチームで狭め合う副作用も生む。一方でShot Creator (アイソレーション・スコアラー) とPost Hub (パッシングビッグ) の二役を兼ね、ダブルチームに対してAST% 23.5%・TOV% 11.0%(上位帯)で捌き切る判断は安定しており、ショットクロック終盤の逃げ道としては確実に計算できる。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

守備における最大の実質的貢献はディフェンシブリバウンドである。DRB% 20.4%は上位帯(18-24.9%)、RPG 8.4本もエリート帯で、相手のポゼッションを一度で終わらせるクロージング能力がチーム守備の前提を支えている。一方でイベント創出は明確に弱く、STL 0.7本は平均帯、BLK 0.6本は上位帯の下限で、208cmという長身にもかかわらずリムプロテクションの数値的な裏付けを欠く。結果指標でもDRtg (Defensive Rating / 守備効率) 114はリーグ平均の114前後にとどまり(守備効率は数値が低いほど良い)、守備で相手の効率を押し下げる主体にはなり得ていない。ORB% (Offensive Rebound Percentage / 攻撃リバウンド獲得率) 3.4%も平均帯(3-7.4%)で、攻撃リバウンドによるセカンドチャンス創出への関与は限定的である。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 72 試合先発 72 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

4 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26ORL23727234.87.3-16.045.91.2-3.830.56.3-8.277.51.27.28.45.20.70.63.12.022.2
2024-25ORL22464634.49.0-19.845.21.9-5.932.06.1-8.472.71.16.47.54.80.80.63.02.125.9
2023-24ORL21808035.08.0-17.645.51.5-4.433.95.1-7.072.51.05.96.95.40.90.63.11.922.6
2022-23ORL20727233.86.7-15.642.71.2-4.029.85.5-7.473.81.25.76.93.70.80.52.82.220.0
通算427034.57.6-17.044.91.4-4.432.15.7-7.774.37.44.80.80.63.022.4
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ