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Tyrese Maxey

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Philadelphia 76ers/PG / SG

年齢
25歳
身長
188cm (6-2)
体重
91kg (200lbs)
ドラフト
2020 1巡目 21位
NBA経験
6年目
2026-27 年俸
$40,770,520
Standard Veteran Contract2024-2027FA予定: 2027

スカウティングレポート

ポジティブな特徴(強み)

Tyrese Maxeyの最大の武器は、リーグ屈指のトップスピードをそのまま得点へ変換する加速力にある。2025-26シーズンは平均38.0分で28.3得点を挙げ、出場時間・得点ともにリーグ最上位帯の数字を記録した。特筆すべきはUSG% (使用率) 28.6%という重い負荷を背負いながら、TOV% (ターンオーバー率) 7.4%、AST/TO (アシスト・ターンオーバー比) 約2.8とボールロストを極限まで抑え込んでいる点で、一次ハンドラーとしては傑出した水準である。1試合8.6本の3P試投を36.7%で沈めるプルアップとリロケーションの射程に加え、FT 89.2%というリーグ最上位帯のフリースロー精度が、ドライブでの接触を確実な加点へ変換する。AST% (アシスト率) 28.8%・平均6.6アシストとスコアリングとオーガナイズを両立し、さらに平均1.9スティールはリーグ最上位帯で、パスラインを読み切る嗅覚の鋭さを示している。70試合すべてに先発し平均38.0分を走り切った稼働力も、フランチャイズの中心としての信頼を裏づける。

課題・注意点(改善点・トレードオフ)

課題は、試投ボリュームの大きさに対してフィールドゴールの質が平均域にとどまる点にある。1試合21.4本という重い試投数を抱えながらFG 46.2%、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 53.6%はいずれも平均水準であり、3P 8.6本のうち難度の高いプルアップの比率が上がるほど確率は不安定になる。188cm・91kgという体格の制約も明確で、平均4.1リバウンド、TRB% (総リバウンド獲得率) 5.2%、DRB% (ディフェンスリバウンド獲得率) 9.6%はいずれも低位に沈み、ディフェンスリバウンドの確保をビッグマンに全面依存せざるを得ない。平均0.8ブロックが示す通りリムプロテクションへの寄与はほぼ無く、スクリーンで一度剥がされた際にサイズのミスマッチをポストで突かれる構造的な弱点も残る。個人のスティール数が示す破壊力とは裏腹に、在籍時のDRtg (ディフェンシブ・レーティング) 113、Net Rating +1.5はチーム収支が平均域にとどまることを意味しており、彼個人の生産量がそのままチームの優位へ転写されていない。

攻撃面の特徴(効率、スペーシング、クリエイト力)

オフェンスはピック&ロールのメインハンドラーとしての運用が中核で、1試合21.4本のFG試投のうち8.6本を3Pが占める外向きのショットダイエットを持つ。スクリーンを使った直後の加速でを一気に破り、リムまで到達するかプルアップへ切り替えるかの二択でディフェンスを引き裂く一方、フィニッシュまで含めたFG 46.2%、eFG% (実効フィールドゴール成功率) 53.6%は平均域であり、決定力そのものより試投数と被ファウル獲得で得点を積み上げる構造にある。TS% (トゥルー・シューティング成功率) 58.8%が平均を上回る水準に乗っているのは、1試合6.0本のフリースローをFT 89.2%という高精度で沈めている寄与が大きい。AST% (アシスト率) 28.8%・平均6.6アシストでペイントアタックからのを供給しつつ、USG% (使用率) 28.6%の負荷に対してTOV% (ターンオーバー率) 7.4%という極めて低い数値を維持しており、保持時間の長さが失点リスクへ転化しない点は設計上の大きな強みである。ただしORtg (オフェンシブ・レーティング) 115はチームの攻撃効率としては平均圏であり、個人の得点量ほどにはチーム全体の効率が押し上げられていない。

守備・その他の貢献(ディフェンス、ハッスル、リバウンド)

パスレーンへの侵入とハンドラーへのディグからライブボールのターンオーバーを誘発し、そのまま自らのスピードでトランジション得点へ変換する流れは、彼の身体能力が最も価値を生む局面である。一方で188cm・91kgというガードとしての体格上、で一度剥がされると復帰が難しく、スイッチ後にサイズのあるウィングやビッグにポストで背負われる局面ではヘルプ前提の対応を強いられる。平均0.8ブロック、DRB% (ディフェンスリバウンド獲得率) 9.6%と低位で、リムプロテクションとディフェンスリバウンドの確保はほぼ完全に他のポジションへ委ねられている。結果として在籍時のDRtg (ディフェンシブ・レーティング) は113と平均圏にとどまり、個人技としてのスティール能力とチーム守備全体への寄与の間には明確な差が存在する。

レポート内の数値はすべて下記スタッツと照合済みです。評価表現(「平均以上」等)は用語集のリーグ基準に基づいています。

シーズンスタッツ2025-26

リーグ平均以下リーグ平均リーグ平均以上エリート
出場 70 試合先発 70 試合

基本スタッツ

シュート効率

役割・ボール関与

総合インパクト指標

キャリアスタッツ

6 シーズン

SeasonTmAgeGPGSMPGFGFG%3P3P%FTFT%ORBDRBREBASTSTLBLKTOVPFPTS
2025-26PHI25707038.09.9-21.446.23.1-8.636.75.3-6.089.20.33.84.16.61.90.82.42.228.3
2024-25PHI24525237.79.2-21.043.73.1-9.233.74.9-5.687.90.33.13.36.11.80.42.42.226.3
2023-24PHI23707037.59.1-20.345.03.0-8.137.34.7-5.486.80.53.23.76.21.00.51.72.225.9
2022-23PHI22604133.67.3-15.248.12.7-6.243.43.0-3.684.50.42.62.93.50.80.11.32.220.3
2021-22PHI21757435.36.4-13.348.51.8-4.142.72.8-3.386.60.32.93.24.30.70.41.22.117.5
2020-21PHI2061815.33.2-7.046.20.5-1.730.11.0-1.187.10.21.51.72.00.40.20.71.38.0
通算638833.17.5-16.446.02.4-6.337.73.6-4.286.83.24.81.10.41.621.1
紫字 = キャリアハイTOT = 同一シーズン複数チームの合算数値は1試合平均。出典: NBA公式スタッツ